学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教育学部
時間割コード
Registration Code
0210020
科目名 【日本語】
Course Title
地域教育調査実習
科目名 【英語】
Course Title
Survey on Regional Education
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
EDUED3101J
担当教員 【日本語】
Instructor
江頭 智宏 ○ 吉川 卓治
担当教員 【英語】
Instructor
EGASHIRA Tomohiro ○ YOSHIKAWA Takuji
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 5時限
Spring Mon 5
対象学年
Year
3年
3
コース・専攻等
Subject
コース専門科目(生涯教育開発コース)
必修・選択
Required / Selected
選択必修Ⅰ


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
学外の施設の訪問も含む課題探求型の学習を通して、省察と探究の精神、問題解決能力、協働性とリサーチ・マインドを育成することを本授業の目的とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims to cultivate the spirit of reflection and inquiry, problem-solving skills, collaboration and research mind through inquiry-based learning including visit to off-campus facilities.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
総論としては、自ら研究テーマを設定し、研究テーマについての調査を進め、そして研究成果を発表する力を養うことを目標とし、各論としては、絵本について教育学的に検討する視野を獲得することを目標とします。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
注意:本授業は相手先のある実習形式の授業であるため、コロナの状況を巡って内容が大幅に変わる可能性があることをご了承ください。

 本授業では、教育学の観点から絵本について検討することを主題とした課題探求型の学習を行います。教育と絵本に関わるテーマ(絵本の中に見られる子ども観の歴史的変遷、外国の絵本と日本の絵本の国際比較、子どもの興味を喚起する絵本の様々な仕掛け、絵本を介した子育て支援活動など)を各自で自由に設定し、調査を行っていきます。
 この授業は、時間割上は春学期月曜5限に組まれていますが、実際には曜限講義ではなく集中講義としての性格を有しており、①事前指導、②学外の施設訪問、③レポート作成および研究成果の発表会、から構成されます。また、授業計画上は春学期の授業となっていますが、レポート作成および研究成果の発表会は秋学期にまでかかる予定です。
 事前指導は、春学期月曜5限に4回ほど実施します(当該時間帯に毎週授業が入るわけではありません)。学外の施設訪問は、夏季休業中を予定しており、可能な限り東京で実施できればと考えています。東京に行く場合は、次のような施設を予定しています。①国立国会図書館国際子ども図書館(国立国会図書館の支部図書館として2000年に設立された国立の児童書専門図書館で、国内で発行されたあらゆる児童書を所蔵)、②東京子ども図書館(1950~60年代にかけて東京都内で始まった4つの児童文庫を源流として1974年に設立された私立図書館)、③いたばしボローニャ絵本館(板橋区立図書館に内にあり多岐にわたる外国の絵本を所蔵)、④三鷹市星と森と絵本の家(国立天文台旧1号官舎を利用して2009年に開設され、国立天文台内にあるという性格上、宇宙や自然科学に関する豊富な絵本や興味深い展示が特徴的な施設)、⑤ちひろ美術館・東京(絵本美術館の草分けとして1977年に創設され、いわさきちひろさんに縁の展覧会を開催)、⑥教文館ナルニア国(1885年創業の銀座の老舗書店教文館の中の子どもの本の専門店として1998年に開館)。こうした学外の施設訪問等を踏まえて各自の研究テーマに沿ってレポートを作成し、最終的に成果発表会を行います。

 
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は特に要しませんが、受講者数が極端に少ない場合は、社会・産業教育調査実習のご担当の辻先生・河野先生と相談のうえ不開講とする可能性があるとともに、受講者数が想定よりも多い場合は、訪問先と相談のうえ履修制限をする可能性があります。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への参加度(20%)と学外の施設訪問の成果も踏まえた最終レポート(80%)によって評価します。
教科書・テキスト
Textbook
教科書は指定しません。事前指導では資料を配付します。
参考書
Reference Book
・石井桃子『新編 子どもの図書館』岩波書店、2015年。
・市口桂子『ボローニャ・ブックフェア物語-絵本の町ができるまで-』白水社、2013年。
・国立国会図書館国際子ども図書館編『国際子ども図書館の窓』第1号~第20号。
・高橋樹一郎『子ども文庫の100年-子どもと本をつなぐ人びと-』みすず書房、2018年。
・高橋朋也監修・ちひろ美術館編『まるごとちひろ美術館-世界で最初の絵本美術館 コレクション・ガイド-』東京美術、2014年。
・玉村雅敏編著『地域を変えるミュージアム-未来を育む場のデザイン-』英治出版、2013年。
・ちひろ美術館編『ちひろの絵のひみつ』講談社、2006年。
・ちひろ美術館監修『いわさきちひろ-子どもの心を見つめた画家-』〔別冊太陽〕平凡社、2007年。
・松岡享子『子どもと本』岩波書店、2015年。 など
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
研究レポートのための学習を各自で進めてください。
注意事項
Notice for Students
・「授業の内容や構成」にも記しましたように、本授業は相手先のある実習形式の授業であるため、コロナの状況をめぐって大幅に内容が変わる可能性があることをご了承ください。
・本授業を履修される場合、履修登録に併せて窓口教員の江頭までメールで必ずその旨をお知らせください。江頭のメールは egashira.tomohiro.v5@f.mail.nagoya-u.ac.jp です。
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
不可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面ならびに学外施設訪問の形で実施する予定です。実施方法を変更する場合はTACTなどを通して適宜連絡します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)