学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教育学部
時間割コード
Registration Code
0210100
科目名 【日本語】
Course Title
教育社会史演習Ⅲ
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Social History of Education III
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
EDUED3117J
担当教員 【日本語】
Instructor
江頭 智宏 ○
担当教員 【英語】
Instructor
EGASHIRA Tomohiro ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 火曜日 3時限
Spring Tue 3
対象学年
Year
3年
3
コース・専攻等
Subject
コース専門科目(生涯教育開発コース)
必修・選択
Required / Selected
選択必修Ⅱ


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
教育史的な観点からヨーロッパの絵本の歴史を考察することを通して、省察と探究の精神、問題解決能力、協働性とリサーチ・マインドを育成することを本演習の目的とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This seminar aims to cultivate the spirit of reflection and inquiry, problem-solving skills, collaboration and research mind through considering the history of European picture books from the perspective of educational history.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
絵本に体現された子ども観ならびに人間観や、子どもと絵本との関わりについて、歴史的に考察する視座を獲得することを目標とします。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
 西洋における最初の挿絵入り教科書であると同時に絵本の源流でもあるのが、「近代教授学の祖」と称されるチェコのコメニウス(Johannes Amos Comenius,1592-1670)が1658年に著した『世界図絵』です。この点において、絵本史は教育史と深いつながりがあります。本演習では、『世界図絵』に言及したのち、19世紀中頃から19世紀末にかけてドイツとイギリスで出版された著名な絵本を俎上に載せます。絵本(いずれも日本語で読みます)と、その絵本に関して論じた日本語文献の検討を通して、絵本に体現された子ども観や人間観などについて歴史的背景も踏まえながら自由に議論していきます。
 なお、興味を喚起して頂くために、授業では、担当教員が授業内容に関わって撮影した写真をお見せすると共に、関連する絵本(合計で50冊ほど)も紹介します。
  授業は以下のような流れで進めていきます。
  (01) オリエンテーション
  (02) コメニウス著『世界図絵』(Orbis Sensualium Pictus)①
  (03) コメニウス著『世界図絵』(Orbis Sensualium Pictus)②
  (04) ホフマン作『もじゃもじゃペーター/ぼうぼうあたま』(Der Struwwelpeter)①
  (05) ホフマン作『もじゃもじゃペーター/ぼうぼうあたま』(Der Struwwelpeter)②
  (06) ホフマン作『もじゃもじゃペーター/ぼうぼうあたま』(Der Struwwelpeter)③
  (07) ブッシュ作『マックスとモーリッツ』(Max und Moritz)①
  (08) ブッシュ作『マックスとモーリッツ』(Max und Moritz)②
  (09) デーメル作『フィッツェブッツェ』(Fitzebutze)①
  (10) デーメル作『フィッツェブッツェ』(Fitzebutze)②
  (11) キャロル作『おとぎのアリス』(The nursery Alice)①
  (12) キャロル作『おとぎのアリス』(The nursery Alice)②
  (13) バンナーマン作『ちびくろサンボ』(The Story of Little Black Sambo)①
  (14) バンナーマン作『ちびくろサンボ』(The Story of Little Black Sambo)②
  (15) まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要しません。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
報告の内容(30%)、毎回の討論への参加状況(50%)、小レポート(20%)で評価します。
教科書・テキスト
Textbook
「授業の内容や構成」の中で挙げた絵本および毎回の検討文献(かなりの数にのぼりますのでここでは具体的に挙げません)が本演習の教科書になります。絵本も検討文献も共に担当教員の方で準備します。
参考書
Reference Book
授業の中で適宜紹介します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
各回で検討する文献を読んだうえで授業に出席してください。また、報告者は論点を含むレジュメを作成してください。
注意事項
Notice for Students
特にありません。
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
不可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
授業は対面で行います。履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、TACTから案内します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)