授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | ドイツの現代史を通じて「市民的勇気」について学ぶことにより、省察と探究の精神、問題解決能力、協働性とリサーチ・マインドを育成することを本演習の目的とします。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This seminar aims to cultivate the spirit of reflection and inquiry, problem-solving skills, collaboration and research mind through learning about "moral courage" in modern German history. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 「市民的勇気」について考えることを通して、「人間としていかに生きるか」という教育学の根底にある問いについての視座を得ることを目標とします。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 「市民的勇気」とは「何の後ろ盾もない人々が自らの責任で決断し行動する意志」を意味するドイツの言葉です。そうした「市民的勇気」について考えることは、「人間としていかに生きるか」について思考することへと繋がるため、重要な教育学的課題であると言えます。 こうした「市民的勇気」についてドイツ現代史の中で論じた優れた研究文献が近年発表されています。その例として、對馬達雄氏の『ヒトラーに抵抗した人々-反ナチ市民の勇気とは何か-』(中央公論新社、2015年)および『ヒトラーの脱走兵-裏切りか抵抗か、ドイツ最後のタブー-』(中央公論新社、2020年)や、岡典子氏の『ナチスに抗った障害者-盲人オットー・ヴァイトのユダヤ人救援-』(明石書店、2020年)などが挙げられます。對馬氏の『ヒトラーに抵抗した人々』は、ナチス体制下における多岐に亘る抵抗市民の活動について、ユダヤ人救援活動やヒトラー暗殺計画、ならびに『クライザウ構想』などを中心に論じたものです。同じく對馬氏の『ヒトラーに抵抗した人々』は、戦後長らく卑怯者として罵られてきた国防軍の脱走兵の名誉回復のための戦いを、元脱走兵のルートヴィヒ・バウマン氏を中心に検討したものです。そして岡氏の『ナチスに抗った障害者』は、ナチス体制下で「オットー・ヴァイト盲人作業所」を経営したオットー・ヴァイトと彼の仲間たちによるユダヤ人の救援活動について考察したものです。 本演習では、これら3冊の文献を、報告者による報告と受講者全員による討論に拠りながら講読していきます。また途中、「白バラの祈り-ゾフィー・ショル、最後の日々-」(2005年、ドイツ)と「ワルキューレ」(2008年、アメリカ・ドイツ)の視聴も行います。 授業の構成は以下の通りです。 01.オリエンテーション 02.白バラの祈り 03~06.ヒトラーに抵抗した人々 07.ワルキューレ 08~11.ナチスに抗った障害者 12~15.ヒトラーの脱走兵 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 報告の内容(30%)、毎回の討論への参加状況(50%)、小レポート(20%)で評価します。 |
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教科書・テキスト Textbook | | ・對馬達雄『ヒトラーに抵抗した人々-反ナチ市民の勇気とは何か-』中央公論新社、2015年 ・對馬達雄『ヒトラーの脱走兵-裏切りか抵抗か、ドイツ最後のタブー-』中央公論新社、2020年 ・岡典子『ナチスに抗った障害者-盲人オットー・ヴァイトのユダヤ人救援-』明石書店、2020年 |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 各回で検討する箇所を読んだうえで授業に出席してください。また、報告者は論点を含むレジュメを作成してください。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否 Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 授業は対面で行います。履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、TACTから案内します。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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