学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教育学部
時間割コード
Registration Code
0260040
科目名 【日本語】
Course Title
生涯発達心理学演習Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Life-span Developmental Psychology I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
EDUPS3514J
担当教員 【日本語】
Instructor
平石 賢二 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HIRAISHI Kenji ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 2時限
Fall Mon 2
対象学年
Year
3年
3
コース・専攻等
Subject
コース専門科目(発達教育臨床コース)
必修・選択
Required / Selected
選択必修Ⅱ


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
人間発達科学の一領域である生涯発達心理学,青年心理学の観点から,青年期における心理社会的発達と適応に関するメカニズムに関する概念と理論,研究方法に関する知識を獲得する。また,それにより日本の青少年の心の問題を論理的,批判的に思考する力と問題解決能力を高めることを目的とする。授業では,青年期の心理社会的発達の課題として,発達的移行の経験,自我・自己の発達,親子関係,友人関係・恋愛関係,学校・社会環境の影響などのテーマとそれらの研究方法について検討する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This is an introductory seminar on adolescent psychology as an area of human developmental science. The aim of this course in to help students learn the major theories on psychosocial development and well-being in adolescence. It also enhances students’ability for critical thinking and problem-solving on various social issues in Japan. This course presents some topics of adolescents’ psychological development such as 1) experiences in developmental transitions, 2) self and ego identity, 3) parents-child relationship, 4) peer and romantic relationship, 5) influence by school climate and community
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
社会における青少年の様々な心の問題に対して,生涯発達心理学の概念や理論を用いて批判的に思考し,問題理解と解決のための方法について論じることができる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
Be able to think critically about adolescents' psychological issues in contemporary society and to discuss problem-solving from the point of view of lifespan developmental psychology.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業の構成と各回の内容は以下の通りである。

1.第1回〜第5回は担当教員によるオリエンテーションと講義
 第1回 オリエンテーション
 第2回 移行期としての青年期の特徴,自我・自己の発達
 第3回 親子関係
 第4回 友人関係,異性関係
 第5回 学校・社会環境の影響

2.第6回〜第14回は受講生(小グループ)による論文紹介と討論,コメント提出
 受講生は,小グループに分かれ,国内の学会誌から,青年期における,①発達的移行の経験,②自我・自己の発達,③親子関係,④友人関係・恋愛関係,⑤学校・社会環境の影響のいずれかのテーマを取り上げた最新のインパクトのある論文を1本選び,その内容について紹介する。授業では紹介された論文について討論を行う。
 各回,1本ずつの論文を取り上げ,その回に担当していない受講生は毎回授業後にコメントをTACTにて提出する。その他,対象とする学会誌やグループ分け,担当回の決め方などの詳細についてはオリエンテーションで説明する。
 
3.第15回 総括
 全体を振り返り,生涯発達の観点から青年期の心理社会的発達に関する理論と概念,研究方法に関する現状と今後の課題について討論を行う。

4.最終レポート提出
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
教育学部専門基礎科目「人間発達の心理学」を履修していることが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
担当論文の発表(40%)と他グループの発表に対するコメント(30%),最終レポート(30%)で評価する。合格要件は合計得点がC-評定以上とする。評価基準は,青年期の心理社会的発達と適応に関する授業内で学んだ理論や概念,研究方法の理解度とする。
教科書・テキスト
Textbook
教科書,テキストは使用しない。
参考書
Reference Book
1.平石賢二(編著)2011 改訂版 思春期・青年期のこころ−かかわりの中での発達 北樹出版 2.大野久(編著)2010 シリーズ生涯発達心理学④ エピソードでつかむ青年心理学 ミネルヴァ書房 3. 後藤宗理他(編)2014 新・青年心理学ハンドブック 福村出版 など。その他の参考書,参考資料は授業内で適宜紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎回,授業後に複数と関連資料などの調べ学習を行うこと。また,指示がある場合には授業前の予習を行うこと。
注意事項
Notice for Students
授業中に積極的に質問や意見などの発言をすること。
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
3年生以上可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則として対面で授業を行うが,授業の資料はすべてNUST上で配付する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
該当なし