学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0300541
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
東洋法制史
科目名 【英語】
Course Title
Asian Legal History
担当教員 【日本語】
Instructor
高見澤 磨 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAKAMIZAWA Osamu ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
法源・法典・法思想を中心に中国の上代(邑と呼ばれる都市国家を形成してから戦国時代まで)から帝制期のうち唐代に律令制度が確立するまでの過程を概観する。律令制度形成に至るまでの過程を理解し、律令制度確立の中国史上の意義を理解するとともに東アジアにも継受されていくことによる東アジア史上の意義を理解することを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This cource overviews Traditional Chinese Law from ancient time to Tang dynasty mainly through sources of law, codes and legal thoughts . Participants are expeced to get the basic information of the process to form Lu-Ling system and its influence to other East Asian dynasties.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1,律令制度形成過程以前の上代的秩序が律令制度とは異なるものであったことを理解する。2,律令制度形成過程についての基礎的な知識を得る。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The first purpose is to understand Chinese ancient norm which was different from Lu-Ling system. The second one is to get basic knowledge on the process of forming Lu-Ling system.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1、授業の進め方、法史学及び中国法史研究の意義。2,研究史(参考文献紹介)。3,時代区分。4,上代概観。5,周の「封建制」。6,統一帝国への課程。7,法思想(呪術から礼へ)。試験及び成績について。8,「盟」と「誓」。9,国家による「法」の定立と「刑」。10,儒家の徳治と法家の法治。11,その他の法思想。12,漢代における官僚と儒家。13,帝制期の法源・法典概観及び戦国から漢。14,魏晋南北朝から隋・唐(律令制の確立)。15,授業内試験及び全体のまとめ。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件はない。関連する科目としては、中国、外国法、比較法、法制史等に関する科目であるが、これらについて履修歴があることを条件とはしない。また、中国語や漢文訓読の学習歴も条件としない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業内試験を行う。試験を以て評価を行う。授業において触れた論点に十分に言及してあれば、試験としてはB評価とし、それを基準に加点要素・減点要素により素点を定める。詳細については7回目に説明する。感染状況によっては試験に代わるレポートとなる場合もある。通知等に留意されたい。
教科書・テキスト
Textbook
教科書は用いない。資料を配付する場合がある。
参考書
Reference Book
滋賀秀三『中国法制史論集 法典と刑罰』(創文社)。滋賀秀三『中国法制史 基本資料の研究』(東京大学出版会)。石岡浩ほか『資料からみる中国法史』(法律文化社)。髙見澤磨ほか『現代中国法入門』(第一章)(有斐閣)。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
1、当日授業の内容を反芻しつつ該當部分の復習。2,参考書の講読。
注意事項
Notice for Students
教科書は用いない。対面での授業を想定するので、録画・録音は行わない。したがって出席が求められる。但し、感染状況によってオンライン(併用を含む)での授業形態となる場合には、録画・録音を行うが、このことについては、大学からの連絡に留意されたい。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
板書及び必要に応じての資料配付を伴う講義形態を軸とする。質疑応答の時間を設け,双方向での授業とする。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
なし。