授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | グローバル化社会に通用する法律学・政治学の総合的・包括的な知識を論理的に体系づけて修得するためには、まずは、専門的な学修の土台として、政治学・法律学の各専門領域に通底する基礎的な諸概念を理解することが必要である。本講義は、そのための導入的・基礎的な科目のひとつとして開講されるものであり、本講義の履修を通じて、政治学・法律学の全体像を包括的に俯瞰し、専門分野間の関係性を理解することを目的としている。
「法学・政治学の世界Ⅰ・Ⅱ」は密接に関連する科目であるが、Ⅰでは、実体的・歴史的観点から見た法学・政治学の体系性に着目して講義を構成している。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | In order to logically and systematically acquire comprehensive knowledge of law and political science that can be applied in a globalized society, it is first necessary to understand the basic concepts underlying each specialized area of political science and law as a foundation for specialized study. This course is offered as one of the introductory and basic courses for this purpose, and aims to provide students with a bird's eye view of political science and law and an understanding of the relationships among the specialized fields. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | この講義では、受講生が以下の諸点を身につけることを通じて、政治学・法律学を1つの学問体系に属する多様な専門分野の統合として把握したうえで専門的に学修するための、基礎的な知識、概念、考え方を獲得することを目標とする。 (1)各法分野の特徴およびその相互関係を理解するとともに、司法制度の仕組みとその担い手の役割について理解する。 (2)近現代の日本を中心とする政治・行政の特徴と展開を理解する。 (3) 国際関係への関心を高め、グローバルに展開する法や政治の特徴を理解する。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | This course aims to provide students with the basic knowledge, concepts, and ideas for specialized study of political science and law through the acquisition of the following points. (1) To understand the characteristics of each legal field and their interrelationships, as well as the structure of the judicial system and the roles of its actors. (2) Understand the characteristics and development of politics and public administration in Japan in modern and contemporary times. (3)Develop an interest in international relations and an understanding of the characteristics of globally evolving law and politics. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本講義は、学内の複数の教員によるオムニバス形式によって行われ、以下の内容によって構成される。これら3つの構成要素は、それ自体相互に関連性を有するものであり、受講生にはその顕在的・潜在的相互関係を常に意識することが求められる。 (1)日本の法・法システム:秋学期に展開される憲法や民法のみならず、主要な各法分野の特徴を1年次に概観することを通じて、法制度それ自体への理解を深めるとともに、それらが相互に関連していることを学修する。 (2)日本の政治・行政:現代日本の政治・行政の特徴と展開を、思想や歴史、国際比較などさまざまな観点から学修する。 (3)グローバル化社会の法と政治:グローバル化社会において、国境をまたいで展開する法や政治の諸現象を学修する。世界の中の日本という意識を、さらに世界各国の法・法システム、政治・行政へと視野を広げる契機とする。
具体的なスケジュールは以下の通り。 1)法学の初歩:全1回(予定) 2)実体法の基礎・展開:全3回(予定) 3)政治と歴史:全3回(予定) 4)法と歴史:全1回(予定) 5)実定法の現代的発展:全3回(予定) 6)外国の法:全1回(予定) 7)法曹実務:全1回(予定)
*5~7については順序を入れ替えることがありうる。 *英語で実施される講義回を含む予定である。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 「法学・政治学の世界Ⅰ・Ⅱ」は相互に関連性を持つ科目であり、双方を並行して受講することで、より効果的に法学および政治学の全体像を把握することができるため、両者をともに受講することが強く望まれる。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 回ごとに提示されるタスク(小課題)によって評価する。タスクの詳細は、各担当者の講義中に提示する。 2020年度以降の入学者については、95点以上をA+、80~94点をA、70~79点をB、65~69点をC、60~64点をC-(以上、合格)、59点以下をF評価(不合格)とする。それ以前の入学者(4年生以上)については、90点以上をS、80~89点をA、70~79点をB、60~69点をC、59点以下をF評価とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教科書は特に使用しない。講義で使用する資料または参考文献は、講義回ごとに担当教員によって指示される。 |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 回によっては講義前後に課外学習が指示される場合がある。その場合にはその指示に従うこと。 講義で示された資料の内容を、講義後に復習しておくこと。 |
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注意事項 Notice for Students | | 具体的な講義の進め方や資料,課題の提示の仕方は、担当教員によって異なる。これらに関するアナウンスは適宜TACTを通じて行う。そのためTACTからの連絡には十分に注意すること。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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