学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
経済学部
時間割コード
Registration Code
0403220
科目区分
Course Category
経営学科専門科目
科目名 【日本語】
Course Title
ファイナンス特論
科目名 【英語】
Course Title
Advanced Course of Finance
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
中島 英喜 ○
担当教員 【英語】
Instructor
NAKASHIMA Hideki ○
担当教員所属【日本語】
instructor's belongs
大学院経済学研究科
担当教員所属【英語】
instructor's belongs
Graduate School of Economics
単位数
Credits
2
配当年次
dividend Yearly
3年
3
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 4時限
Fall Tue 4
対象学年(非表示)
Year
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義では、学部レベルの金融経済学(フィナンシャル・エコノミクス)の知識を既に習得している学生を対象として、証券投資論と資産価格論における専門知識を基に、文献・資料から必要なデータやエビデンスを収集し、それに基づいた分析的なレポートを作成・プレゼンテーションする能力の育成を目指す。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course enhances Research Ability in portfolio theory and asset pricing.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
(1)現代投資理論(MPT)に基づくポートフォリオ選択をPC上で実行できる、(2)資産価格の標準的な評価式(CAPM)を導出できる、(3)CAPMを用いた株価評価を実行できる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1 イントロダクション、基本的な用語の定義
2 キャッシュフローの4分類、資産市場の分類
3 金利と債券価格(裁定取引と無裁定条件)
4 株式投資と効率的市場仮説
5 確率と統計(演習課題)
6 不確実性下の意思決定と期待効用仮説
7 稲作モデル(1)
8 稲作モデル(2)
9 期待効用最大化原理とポートフォリオ選択
10 MPTと分離定理
11 等質期待仮定と資本市場線
12 CAPMと証券市場線
13 CAPMの実証
14 完全市場における株価の評価
15 総復習
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
教養レベルの微分・積分、および線形代数の基礎的な知識(簡単な逆行列の演算ができる)、さらに学部レベルの確率・統計の知識(共分散や回帰分析の定義や内容を説明できる程度の知識)が必須。受講対象は卒業論文等でCAPMを使う必要がある者を想定。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
出席報告(20%)、レポート(80%)で評価する。素点合計の100点満点換算で60点以上を合格要件とする。評価基準は上記の3つの到達目標に関する理解の程度とその説明の適切さによる。レポートの課題は、上記3つの到達目標を広くカバーし、かつ難易の幅を持たせることで左記理解の程度と説明の適切さを測る。なお、履修取り下げ制度は採用しない。出席6割未満、もしくは本人からの連絡があれば「欠席」と判断する。
教科書・参考書
Textbook/Reference Book
テキスト・参考書は指定しない。適宜教材を提供する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
教材は講義サイトで事前に提供する。これを用いた予習復習が必要。さらに、適宜出す課題に取り組むこと。(http://www.soec.nagoya-u.ac.jp/~nakashima/FEM/index.htm)
注意事項
Notice for Students
本科目は、大学院科目との共催です。対象とする学部生は、ファイナンス、数学(解析)、確率に関する十分な知識に加えて、相当の時間と労力を割くことが求められる。その際、上記の「履修条件・関連する科目」の内容を十分確認すること。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-2)対面授業科目(一部遠隔:オンデマンドあり)
レベル1の場合、対面授業を基本とする。受講生は規則条件で許される範囲でオンデマンドでの遠隔受講も可能。この場合、別途示す受講ペースを遵守しTACTの連絡を授業翌日に確認すれば、遠隔受講の不利益はない。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
eメイルによる出席報告は対面授業と同様に必要。出席報告に対するフィードバックはTACTにて行う。なおパソコン演習とレポートの提出は必ず教室に出席して行うこと。
質問への対応方法
Office hour
質問や希望は、毎回の出席報告としてeメイルにて受け付ける。宛先のメイル・アドレスは下記URL(*)の授業サイトの冒頭に記載。受領した質問や希望は、特に個人的なものでない限り、次回講義の冒頭で受講生全員に回答とともにフィードバックする。
(*)http://www.soec.nagoya-u.ac.jp/~nakashima/FEM/index.htm