授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 公共経済学は政府の役割を経済学的に分析するための学問である。 市場は優れた資源配分機構であるが,しかし市場も万能ではない。市場に任せても社会的に望ましい取引が実現するとは限らず,その場合には政府(または公共部門)の介入が必要になる。 本講義では,どのようなときにどのような役割を政府が果たすべきなのかを考えることで,経済分析の手法を身につけ,現実の経済の理解を深めることを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Pubic economics is one of the applied economics and the study of the public sector. The aim of this course is to help students acquire an understanding of the fundamental principles of public economics. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | (1) 次の3つについて,経済学のツールを用いて説明できるようになる。 ・市場は基本的に効率的な資源配分を実現すること。 ・市場に任せても解決しない問題が存在すること。 ・経済の中で政府が一定の役割を果たさなければならないこと。 (2) 現実の経済に存在する様々な問題を分析し,その問題の解決策を提案できるようになる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1. 公共経済学とは 2. 市場のメカニズム 3. 市場の効率性と市場の失敗 4. 公共財 5. サミュエルソン・ルール 6. リンダールメカニズム 7. クラーク税 8. 外部不経済 9. ピグー税 10. 外部経済 11. コースの定理 12. 独占の弊害 13. 自然独占 14. 規制価格 15. まとめと質疑応答 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | ミクロ経済学I・IIを履修していることが望ましい(未履修でも受講可能) |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 期末試験100%で評価する。 市場の効率性と政府の役割について,正しく用語を理解していること,経済学のツールを用いて適切な分析ができること,論理的な記述ができることの3点を合格の基準とする。 履修取り下げ制度を採用するので,学期途中で履修の意思がなくなった場合にはTACT講義サイトを通じて申し出をすること。 |
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教科書・参考書 Textbook/Reference Book | | 小川光・西森晃(2022) 『公共経済学(第2版)』 中央経済社 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | ・事前に教科書の該当箇所を読み予習をしておくこと。 ・練習問題を配付するので,それを用いて授業後に復習をしておくこと。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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質問への対応方法 Office hour | | 授業の前後に教室で受け付ける。 必要に応じてメールでの質問も受け付ける。 |
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