授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 少資源国の我が国にとって, エネルギー問題は日本社会全体に関わる最重要課題の1つである。我が国にとって今後重要な電源候補である火力・原子力・再生可能エネルギー・核融合を考えても, 単に工学的な技術開発だけでなく環境学・経済学・法学・社会学・哲学など様々な学術分野が大きく関わっている。したがって, これからは, エネルギーの川上から川下まで一気通貫した超学際教育による人材育成が必要不可欠となる。本講義では、様々な分野において第一線で活躍されている学内・学外講師による多様な講義とグループワークを通じて, エネルギー学・環境学・経済学・法学・社会学・哲学に関する俯瞰的・複眼的な知識を得ると同時に, 2030年目標であるSDGsの視点を踏まえて, 2050年のエネルギー・社会問題を見通せる眼力と問題抽出・解決能力の基礎スキルを獲得することを目的とする。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Since Japan is a resource-poor country, the energy problem is one of the most important issues related to the whole of Japanese society. When considering thermal, nuclear, renewable, and nuclear fusion energy as important power source candidates for Japan’s future needs, development in technology as well as the involvement of academic fields such as environmental studies, economics, law, sociology, and philosophy are, needless to say, but integral.
Therefore, it will be indispensable to develop human resources through transdisciplinary education, so we can more fully understand the influence of both the production and the consequence of Japan’s energy choices for today and in the future.
The purpose of this course is to acquire general, but multi-faceted knowledge of energy, environmental science, economics, law, sociology, and philosophy through lectures and group work by on-campus and off-campus instructors who are active on the front lines of their respective fields and to acquire basic skills of ability to extract and solve energy and social problems in 2050 from the prospective of SDGs-2030. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ●エネルギー学・環境学・経済学・法学・社会学・哲学に関する俯瞰的・複眼的な知識を得る。
●グループワークを通じて, 司会進行・取りまとめ・プレゼンのスキルを習得する。
●2030年達成目標としたSDGsの視点から自分が解決したい2050年のエネルギー・社会で想定される問題を抽出し, 解決に向けての自分の考えを提言することができる。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 第 1回(10月6日):ガイダンス
第 2− 3回(10月13日,20日)
講師:浦田真由 (情報学研究科・准教授)
授業題目:「ICTを活用した社会システムデザイン」
第 4回(10月27日)
講師:佐藤宣之(財務省・大臣官房特別研究官、経済学研究科・客員教授)
授業題目:「安全輸出・危機管理」
第 5回(11月10日)*グループワークも引き続き行うため19:00終了
講師:谷口恭彦(富士フィルムヘルスケア・社長付)
授業題目:「ヘルスケアという社会課題」
第 6− 7回(11月17日(金),18日(土)10:30-12:00)
講師:岡田猛(東京大学大学院教育学研究科・教授)
授業題目:「デザイン思考からアート思考へ」
第 8回(11月24日)
講師:薛進軍(経済学研究科・特任教授)
授業題目:「ポストコロナ時代のグローバルサプライチェーン再建」
第 9回(12月1日)
講師:池上浩一(野村ホールデイングスフィナンシャルウエルビーイング室・SCO)
授業題目:「グローバル化する世界と資本市場の果たす役割」
第10−11回(12月8日,15日)
講師:岩下直行(京都大学公共政策大学院・教授)
授業題目:「フィンテックと金融の未来」
第12−15回(12月22日,1月10日,19日,26日)
受講者による発表 |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | ●オリエンテーションに必ず参加し、SDPsの趣旨と導入科目であることを理解した上で, 受講すること。
●自然科学・社会科学との超学際領域に興味を持って積極的に参画できること。
●定員30名を超える場合は選考する。 |
|
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 成績評価は合格、不合格により行なう。評価基準は主に次の2点に基づき総合的に評価する。
①各講師から出される課題について想定される異分野の学生との知識の共有、意見交換など積極的にグループワークへに取り組んでいるか。
②授業の目的に沿った 課題発表、レポート作成を行っているか。 |
|
|
教科書・参考書 Textbook/Reference Book | | |
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 各講師がテーマに応じ、課外学習についての具体的な指示を行う。 |
|
|
注意事項 Notice for Students | | 毎回の出席とグループワークの積極的参画(司会・発表・発言)に努めること。 |
|
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
|
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
|
質問への対応方法 Office hour | | |
|