学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0666200
科目区分
Course Category
専門基礎科目
Basic Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
地質調査法
科目名 【英語】
Course Title
Methods in Field Geology
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
竹内 誠 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAKEUCHI Makoto ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 4時限
Fall Fri 4
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
地質調査は野外科学の一つである地質学の重要な一部である。地質学的なモデルは、野外から様々なデータを収集し、それを解析し体系化することによって組み立てられていく。それらの過程の出発点である野外地質調査の方法・基礎論を学ぶのが地質調査法の講義である。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to help students acquire the basic skill and knowledge of geological survey.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
授業終了時に以下のことができるようになることを目標とする。
(1)図学を習得し、地質図を読解したり作成することができる。
(2)柱状図や断面図、ルートマップを作成することができる。
(3)地質調査の計画を作成し調査を行う技術を習得する。
(4)調査報告書を作成することができる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The goal of this lecture is to achieve the following items at the end of the class.
(1) To be able to read and create geological maps.
(2) To be able to create columnar maps, cross-sectional maps, and route maps.
(3) To develop a plan for a geological survey and to acquire the skills to conduct the survey.
(4) To be able to prepare an investigation report.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
主として地質野外調査の方法、その解析法、そして論文作成方法などを講義する。データ解析法の一部については、
地質学実験やフィールドセミナーIでその実際を学ぶ。具体的には次のような内容を学ぶ。
1 地質野外調査の方法 野外調査に必要な道具、調査計画の立て方、機器の種類や使用法に始まり、肉眼での岩石の鑑定法、露頭での岩石の観察方法、岩石がもつ面構造・線構造の測定法とその記述法、ルートマップ・地質図・断面図などの作成法についても講義する。また野外活動における安全教育も行う。これらによって地質調査に関する基礎知識の充実を図る(7回)
2 データ解析法 野外で得られた面構造や線構造などのデータについて、それらが持つ意味、統計学的解析方法、それらの結果の表示法について講義する。これらによって得られた基礎データを応用し、互いのデータやこれまで得られた研究成果などを比較することで深い思考力を養う(5回)
3 論文作成法 2年後期と3年前期の春夏集中形式で行われる地質調査の結果は、実際に論文形式で報告することになる。このために必要な知識、例えば論文の章立てや論理構成に関する一般的知識に始まり、地質学特有の地質図や層序のまとめ方にいたる論文作成方法の基礎を構築する。また、成果の口頭発表も行い、研究結果をわかりやすく報告する能力を養う(2回)
履修条件
Course Prerequisites
「地質調査」を受講する前に受講すること
関連する科目
Related Courses
地質学実験、フィールドセミナーI、地質調査法や構造地質学、岩石学、地球生物学の知識を前提として実施する。この講義は地質調査の前提となる内容になる。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業態度、演習問題の解答、レポート等から総合的に評価する。総点60点以上を合格とする。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
授業の1/3以上欠席の場合、欠席(W)とする。
参考書
Reference Book
地質調査と地質図,朝倉書店,坂 幸恭著
野外地質調査の基礎,古今書院,狩野謙一著
フィールドジオロジー入門,共立出版,日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会編
層序と年代,共立出版,日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会編
堆積物と堆積岩,共立出版,日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会編
構造地質学,共立出版,日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会編
火成作用,共立出版,日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会編
教科書・テキスト
Textbook
この授業では担当教員が作成するプリントなどを授業で資料として配布する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
各授業最後に次週の予習課題を提示する。また、授業内容の理解を深めるために復習を兼ねた小レポートをかす。
注意事項
Notice for Students
時間外の質問は、可能な場合、随時居室にて受ける。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
不可
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
レベル
Level
キーワード
Keyword
フィールドワーク
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面授業
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
NUCT等で連絡する。