学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0668900
科目区分
Course Category
専門基礎科目
Basic Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
地球環境学
科目名 【英語】
Course Title
Earth Environmental Science
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
高野 雅夫 ○ 中川 書子 宮坂 隆文 長田 和雄
担当教員 【英語】
Instructor
TAKANO Masao ○ NAKAGAWA Fumiko MIYASAKA Takafumi OSADA Kazuo
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 1時限
Fall Wed 1
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
人類が直面している様々な地球環境問題について,体系的で科学的な正しい理解をするための基礎知識を習得し,広い視野から環境問題を考察できるようになるとともに,環境問題に対する深い考察力を涵養することを目指す.
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims that students acquire fundamental knowledge to understand various environmental issues in systematic and scientifically correct manners and cultivate a wide perspective and deep consideration on environmental issues.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
授業終了時に、以下の知識・能力を身につけていることを目標とする.
(1)代表的な地球環境問題について、その実態の概要や原因を理解し、説明できる.
(2)地球環境問題に対する自分の考え方を説明できる.
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
(1) To be able to understand and explains about the situation and origins of the major earth environmental problems.
(2) To be able to explain own thought about the earth environmental problems.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
10/ 4イントロダクション(高野、長田、中川、宮坂)
地球環境問題とは 各教員の講義内容の紹介とパネルディスカッション
学生グループ討論「環境問題にどういうイメージを持っているか」
10/11 気候変動と温暖化(長田)
太陽と地球、気候変動の自然要因と人為的な要因、近年の温暖化と将来予測
10/18 炭素循環(長田)
炭素の分布、炭素循環と人間活動、温室効果ガス
10/25 大気環境問題(長田)
大気エアロゾルとオゾンによる気候と環境への影響
11/ 1 窒素循環(中川)
地球表層環境の窒素循環(窒素固定、脱窒、同化、硝化)、
近年の人間活動に伴う窒素循環の変化(人工肥料、化石燃料燃焼)
温室効果気体・オゾン層破壊物質としてのN2O
11/ 8 水域における環境問題(中川)
水質汚染(重金属汚染)・水質汚濁(有機物質による汚濁)
富栄養化(窒素、リン、ケイ素などの栄養塩の説明も含む)
11/15 水循環と水資源問題(中川)地球上の水とその循環
世界の水資源の現状と課題
日本の水資源の現状と課題
11/22 生態系(中川) 森林生態系の物質循環と窒素飽和
海洋生態系(沿岸および外洋の環境、浅海生態系と深海生態系)
11/29 砂漠化(宮坂)
地球環境問題としての砂漠化、地域課題としての砂漠化、生態系の劣化と回復(生物多様性や生態系サービス含む)、関係価値
12/ 6 保護地域(宮坂)
愛知目標、ペーパーパーク、管理有効性評価、グリーンリスト、ガバナンス(協働型管理)、保護・保全と利用のバランス
12/13 人間-環境系(宮坂)
Human-Environment Systems (HES)、Social-Ecological Systems (SES)、Coupled Human and Natural Systems (CHANS)、Telecouplings、Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services (IPBES)、砂漠化地域の人間-環境系モデリング
12/20 エネルギー利用の持続可能性①(高野)
エネルギー利用の歴史、化石燃料の生産の歴史と将来展望、地球温暖化問題
12/27エネルギー利用の持続可能性②(高野)
パリ協定、自然エネルギーの技術、普及の動向、将来のエネルギービジョン
1/17食と農の持続可能性(高野)
人口問題と「成長の限界」、農業による窒素循環、農業による温室効果ガス発生、
有機農業、共生農業
1/24総合討論(高野、長田、中川、宮坂)
学生グループ討論。地球環境問題とは何か、それを解決するにはどうすれば良いか
1/31 試験

各回についてTACTの小テストの機能を使って、授業内容の確認、感想、質問などを提出する。

履修条件
Course Prerequisites
この科目は、日本語で提供されます.地球科学基礎Ⅰ、地球科学基礎Ⅱを履修していることが望ましい.
This course will be taught in Japanese.
関連する科目
Related Courses
地球科学基礎Ⅰ、地球科学基礎Ⅱ
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
小レポート(40%)と学期末試験結果(60%)による.
合格基準は、地球環境問題についての十分な理解があることと、さらにその解決に向けて自分なりの考察を加えることができることである。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
期末試験を欠席した場合のみ、評価は「欠席」(2020年度以降入学生は『W』)とする.
参考書
Reference Book
必要に応じて、講義中に指示する.
教科書・テキスト
Textbook
必要な資料は、授業ごとに配布し、それに基づいて授業を行う.
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
レポート作成など
注意事項
Notice for Students
2017年度以降の入学者については必修科目、2016年度以前の入学者については選択科目.
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
特になし
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則対面授業。変更ある場合はNUCT等にて連絡する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
NUCT等で適宜指示する。