学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate

理学部

時間割コード
Registration Code

0619901

科目区分
Course Category

専門科目
Specialized Courses

科目名　【日本語】
Course Title

統計・情報数理特別講義Ⅰ

科目名　【英語】
Course Title

Special Course on Statistics and Information Science I

コースナンバリングコード
Course Numbering Code

担当教員　【日本語】
Instructor

小暮淳 ○

担当教員　【英語】
Instructor

KOGURE Jun ○

単位数
Credits

開講期・開講時間帯
Term / Day / Period

春集中その他その他
Intensive(Spring) Other Other

授業形態
Course style

講義
Lecture

学科・専攻
Department / Program

数理学科

必修・選択
Compulsory / Selected

選択

授業の目的　【日本語】
Goals of the Course(JPN)

実社会において、数学を応用する手法・考え方を、具体例を通じて理解し身につけることを目的とする。本講義では、近年脚光を浴びている仮想通貨ビットコインが楕円曲線をどのように利用しているかというテーマを取り上げる。

授業の目的　【英語】
Goals of the Course

We aim at understanding the methods and the way of thinking how mathematics can be applied to solving problems in real world through concrete examples. In this lecture we focus on how virtual currency Bitcoin, which is gathering attention recently, uses elliptic curves.

到達目標　【日本語】
Objectives of the Course(JPN))

本講義では、以下の知識・能力を身につけることを目標とする。
１．仮想通貨ビットコインの仕組みを理解し、説明できる。
２．仮想通貨ビットコインが楕円曲線を何のために、どのように、利用しているかを理解し、説明できる。
３．ブロックチェーン技術を利用したアプリケーションを考案できる。

到達目標　【英語】
Objectives of the Course

In this lecture we aim at aquiring the following knowledge and skills:
1. We can understand and explain how virtual currency Bitcoin works.
2. We can understand and explain why and how virtual currency Bitcoin utilizes elliptic curves.
3. We can devise applications using blockchain technology.

授業の内容や構成
Course Content / Plan

近年、ビットコイン等の仮想通貨を実現したブレークスルー技術としてブロックチェーンが注目を浴びている。その応用分野は金融に留まらず、サプライチェーン管理、エネルギー取引等、様々な用途が期待されている。本講義ではブロックチェーンを実現する暗号やProof of Work等の基盤技術を身につけると共に、その発明者であると信じられている謎の人物Satoshi Nakamotoの研究者像に迫る。
主に下記のテーマを取り上げる予定であるが、順番・内容は通知なしに変更する可能性がある。
1. ビットコインの仕組みとブロックチェーン概要
2. トランザクションと楕円曲線署名(ECDSA: Elliptic Curve Digital Signature Algorithm)
3. 楕円曲線署名詳細
4. タイムスタンプサービスとProof of Work
5. マークル木、ビットコイン攻撃成功確率評価、ハッシュ関数
6. Satoshi Nakamotoは誰か？

履修条件
Course Prerequisites

特になし。3年生対象科目。

This course will be taught in Japanese.