学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0620200
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
量子力学Ⅲ
科目名 【英語】
Course Title
Quantum Mechanics III
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
戸部 和弘 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TOBE Kazuhiro ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 2時限
Fall Tue 2
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
物理学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
量子力学を実際の問題に適用する上で重要となる近似法(時間に依存する摂動論、変分法など)や同種粒子(ボソンやフェルミオンなど)について学ぶ。また、原子、原子核、素粒子などの構造や、その相互作用を理解するために散乱の方法は重要な役割を果たす。その散乱問題の基本を学ぶ。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims to learn "approximation methods(time-dependent perturbation theory and variational method)" which are very useful for realistic problems that can not be solved exactly, and "identical particles (boson and fermion)". Furthermore, to understand the structures of atoms, nuclei, elementary particles and their interactions, "scattering" plays an important role. In this course, students learn the basics of the scattering problem.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
時間に依存する摂動論、変分法などの近似法を習得して、厳密に解けない量子力学の問題にそれらを応用して近似的な解を求められるようになる。また、散乱問題の基礎を理解する。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The goals of this course are to be able to solve various problems using the approximation methods such as time-dependent perturbation theory and variational method, and to understand the basics of the scattering problem.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.時間に依存する摂動論

2.同種粒子(ボソンとフェルミオン、ヘリウム原子など)

3.摂動近似以外の近似法(変分法など)

4.散乱問題((微分)散乱断面積、ボルン近似、部分波展開、光学定理など)

授業時間外に復習し、授業内容を十分理解すること。また授業時間外学習として、量子力学III演習の演習問題や授業で出題する問題例などを積極的に解いて授業内容の理解を深めること。
履修条件
Course Prerequisites
量子力学I、量子力学IIで学習した内容についてよく理解していることが望ましい。量子力学III演習も同時に受講することが望ましい。
この科目は、日本語で提供されます。(This course will be taught in Japanese.)
関連する科目
Related Courses
量子力学III演習、量子力学I、量子力学II、解析力学、力学特論、数理物理学I、数理物理学II
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
中間レポート及び期末試験の結果を総合的に評価する。
授業で扱った問題や演習問題のうちの基本問題を解けることを合格の基準とする。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
レポート未提出者または期末試験欠席者は「欠席(W)」とする。それ以外の成績不良者は「不可(F)」とする。
参考書
Reference Book
猪木慶治・川合光「量子力学I, II」(講談社)

J.J.サクライ(桜井明夫訳)「現代の量子力学、上、下」(吉岡書店)(J.J. Sakurai, "Advanced Quantum Mechanics" (Addison Wesley))

D.J. Griffiths, D.F. Schroeter, "Introduction to Quantum Mechanics" (Cambridge)

また、必要であれば、講義で紹介する。
教科書・テキスト
Textbook
この授業は特定の教科書に従って行うわけではないので教科書は指定しないが、参考書として以下に挙げておく。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業時間外に復習し、授業内容を十分理解すること。また授業時間外学習として、量子力学III演習の演習問題や授業で出題する問題例などを積極的に解いて授業内容の理解を深めること。
注意事項
Notice for Students
TACTを通して授業に関しての連絡をするので、TACTは適宜確認すること。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
量子力学I、量子力学IIで学習する内容について理解していること。
レベル
Level
-
キーワード
Keyword
-
履修の際のアドバイス
Advice
-
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面授業。授業に関するアナウンスはTACTの授業サイトを通して行う予定。(注)履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、TACTの授業サイトで案内します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
-