学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0620400
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
統計物理学Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Statistical Physics II
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
紺谷 浩 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KONTANI Hiroshi ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 木曜日 2時限
Spring Thu 2
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
物理学科
必修・選択
Compulsory / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
基本的な物理法則に基づき巨視的な自然現象を理解するためには、ミクロから出発してマクロな性質を記述する枠組み ―統計力学― が必要である。この講義では、統計物理学Iに引き続き、平衡統計力学の基礎を学ぶ。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this lecture is to understand the fundamental concept of statistical mechanics, which enables us to calculate various thermodynamic properties based on the classical mechanics and/or quantum mechanics.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
授業終了時に学生は統計力学の考え方を理解し、ミクロな立場から出発して系のマクロな性質を導くことができるようになる。さらに、典型的な系が示す熱力学的な振る舞いを理解および計算できるようになる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
By the end of the course, students will understand the concept of statistical mechanics and be able to derive macroscopic properties of a system starting from a microscopic standpoint. In addition, students will be able to understand and calculate the thermodynamic behaviors of typical systems.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.ミクロカノニカル分布とエントロピー(復習):
等重率の原理、理想気体、調和振動子、2準位系 
2.カノニカル分布の導入:
分配関数、各種自由エネルギー 
3.カノニカル分布の応用(古典系と量子系):
理想気体、調和振動子、古典系における等分配則、磁性体 
4.相互作用の効果:
不完全気体の統計力学 
5.グランドカノニカル分布と量子統計:
フェルミ粒子系、ボース粒子系 
6.相平衡と相転移の熱力学

(準備学習)毎回の授業中において、次回の授業までに予習すべき事項を強調して伝える。
履修条件
Course Prerequisites
履修条件は要さない。この科目は、日本語で提供されます。This course will be taught in Japanese.
関連する科目
Related Courses
統計物理学I; 量子力学I,II
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
期末試験に加え、毎回の授業で課すTACT課題を総合的に評価する。
統計力学の基礎事項を正しく理解し、基本的な問題を解答出来ることを合格の基準とする。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
定期試験を欠席したときのみ「欠席(2020年度以降入学生は『W』)」とする。
参考書
Reference Book
長岡洋介「統計力学」岩波書店
久保亮五ほか「大学演習熱学・統計力学」岩波書店
原島鮮「熱力学・統計力学」培風館
田崎晴明「統計力学I、II」培風館
教科書・テキスト
Textbook
特に指定しないが、授業中に適宜参考書や参考資料を紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業後に毎回TACT課題を課すので、期日内にTACTから提出すること。
注意事項
Notice for Students
-
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
-
レベル
Level
-
キーワード
Keyword
-
履修の際のアドバイス
Advice
-
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則対面で実施する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
教員への質問は、TACT機能「メッセージ」により行うこと。