学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0669300
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
太陽系物理学
科目名 【英語】
Course Title
Solar System physics
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
渡邊 誠一郎 ○
担当教員 【英語】
Instructor
WATANABE Sei-ichiro ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 3時限
Fall Mon 3
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
惑星科学の基本的な概念を理解することを目的とする.惑星探査や,観測的,実験的,理論的研究によって明らかにされてきた太陽系諸天体の姿を,基礎的観測事実や物理・化学素過程に基づいて理解することを目指す.また,約45億年前、太陽と惑星系がどのように形成されたのかについて,近年発見された太陽系外の惑星系の多様性を踏まえた,比較惑星系形成論という観点から概説する.併せて、惑星科学を研究する上で必要となる物理学,化学,および数学的手法の基礎をマスターすることを目的とする.
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to help students acquire the understanding of the basic concepts of planetary science. The course also enhances the development of students’ skill in analyzing the motion, structures, and phenomena of planets, using the fundamental physics (mechanics, continuum mechanics, thermodynamics etc.).
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
太陽系の諸特徴を理解し,惑星の運動,内部構造,熱進化について物理的に説明でき,惑星系の形成過程についても把握できることを到達目標とする.あわせて,後日も参照できる整理されたノートを作成する能力を培う.
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The goal of this course is to understand the characteristics of the solar system, to be able to physically explain the motion, internal structure, and thermal evolution of the planets, and to understand the formation process of the planetary system. In addition, students will develop the ability to make organized notes that can be referred to at a later date.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業内容(構造)

1:宇宙と星形成
  ビッグバン宇宙の進化と銀河・星形成,星の進化と元素合成などを概説する. 
2:太陽系の概観
  太陽,惑星,小惑星,太陽系外縁天体,彗星,衛星について概観する
3:太陽を回る惑星の運動
  惑星の運動,角運動量とエネルギー,摂動,ミランコビッチ周期などを概説する.
4:惑星の内部構造と熱進化
  層構造の形成,静力学平衡,熱伝導,熱対流,放射性熱源,熱進化などを概説する
5:惑星系の形成
  分子雲コアの収縮,原始惑星系円盤の形成と構造,ダスト成長・落下,惑星集積過程などを概説する.系外惑星の観測についても太陽系と比較して議論する.

毎回,練習問題を課し,授業中に理解度をチェックする.練習問題解答は,最終的には,ノートに記載して提出してもらい評価する.

【授業時間外の学習】
授業ノートを清書して,課題を解答することによって,理解を深める.
履修条件
Course Prerequisites
理学部1年で開講される,微分積分学I,線形代数学I,力学,電磁気学を履修していることが望ましい.
関連する科目
Related Courses
地球惑星物理学概論(2年春学期)
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
練習問題の解答も書き込み,自分なりの整理と補足をした授業ノート(授業終了1週間後までに提出)により評価する(ノートの全体的完成度 50%,課題の解答の評価 50%).
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
授業ノートの未提出もしくは無断欠席3回以上の場合は欠席(W)とする.提出物に剽窃等の不正があった場合には不可(F)とする.
参考書
Reference Book
岩波講座「地球惑星科学」第1巻『地球惑星科学入門』

シリーズ「現代の天文学」『太陽系と惑星』

岩波講座「地球惑星科学」第12巻『比較惑星学』第3章

The New Solar System (J. Kelly and A. Chaikin, eds., 3rd ed. Sky Publishing Co.)
教科書・テキスト
Textbook
特に教科書はないが,以下の参考書を適宜参考にすること
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業ノートを清書し,不明な点は参考書等で調べ,授業中に出題された演習問題を解答する.
注意事項
Notice for Students
授業に関する質問は電子メールでも受け付ける.
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
理学部1年で開講される,微分積分学I,線形代数学I,力学,電磁気学を履修していることが望ましい.
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
NUCT等にて連絡する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
メールにて質問を受け付ける。