時間割コード
Registration Code
0684710
科目名
Course Title
理科教育法Ⅲ
担当教員
Instructor
大鹿 聖公 ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
対象学年
Year
3・4年,その他


授業の目的及びねらい
Goals of the Course
中・高等学校における理科教育のあり方について総合的に学習する。理科教育の目標,方法,内容,カリキュラム,指導法等の基本的事項を踏まえつつ,理科教師として必要な知識や,資質・能力についても触れる。特に,新しい学習指導要領がねらう理科教育の目的や,実験観察を中心とした科学的探究の手法,方法論について具体例を通して論じる。また,理科教育における学習論,協働学習,ESD・SDGs等について,実習形式で実施し,実践的指導力の育成を目指す。令和の日本型教育が推奨する個別最適化、協働的な学習についてICT機器の活用についても触れる。
授業内容
Course Content / Plan
中・高等学校学習指導要領理科の目標と内容を理解し,それに基づいた理科授業を構成するために必要な自然科学と教育科学の知識や理論について学べるようにする。また,理科授業で用いるための教材研究,教材活用について具体的な事物・対象をもとに考察できるようにする。さらに,新しい学習指導要領が求める資質・能力の育成ならびに主体的,対話的で深い学びを授業として実践できるよう,協働学習,ポートフォリオの活用など,教員として必須な資質・能力を学べるものとする。
1.オリエンテーション(概略説明・評価方法),理科教育とは
2.理科教育の目的・目標・理科教育の歴史
3.学習指導要領にみる理科の目標・構造
4.学習指導要領にみる理科の学習内容の配列と系統
5.理科授業における科学的探究とプロセス・スキル
6.キー・コンピテンシーと科学リテラシー
7.1分野(物理学・化学)の内容と実験観察および教材
8.2分野(生物学・地球科学)の内容と実験観察および教材
9.理科における実験観察と教材の活用
10.理科授業における学習スタイルとしての協働学習
11.中学校・高等学校理科における協働学習の実際
12.理科における評価方法の概要及び資質・能力を測定するための評価手法
13.理科学習指導の計画と立案
14.理科教育におけるICT機器の現状と活用
15.自然科学各領域から学ぶESD・環境教育

集中講義の日程は、3月20日以降に教職課程ホームページに掲載される
「令和5年度教職課程の手引」内の「令和5年度開講一覧」→●集中講義で実施する講義について
を確認してください。

教職課程ホームページ
https://web-honbu.jimu.nagoya-u.ac.jp/gakumu/gakumubu/karte/top.html
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
1.講義内容のふりかえりとしてのポートフォリオ記述25%
2.課題・レポート75%

WとFの判断基準:5回以上授業を欠席した場合及び期末試験を欠席した場合を「W」と扱い,これ以外はA+,A,B,C,C-,F(2020年度以降入学者)あるいはS・A・B・C・F(2019年度以前入学者)のいずれかの評価とする。
教科書
Textbook
文部科学省「中学校学習指導要領解説理科編」ISBN-13:978-4319106851
文部科学省「高等学校学習指導要領解説理科編」ISBN-13:978-4407348736
参考書等
Reference Book
磯崎哲夫編著:「教師教育講座 第15巻 中等理科教育」ISBN-13:978-4319106851
授業開講形態等
Lecture format, etc.
全ての授業回について,対面で実施する。