授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 有機化合物、すなわち炭素の化合物は、全元素の化合物の中でも圧倒的に種類が多く、その性質もきわめて多彩であり、社会生活や生命現象のあらゆる場面で主要な役割を演じています。本講義ではまず、有機化学において重要な共有結合についての構造論と結合論を学び、次に電子の偏った結合の性質と酸および塩基の考え方を、続いて四面体型炭素が形成する構造の多様性とその立体化学(立体配座と立体配置)の考え方と規則、を学びます。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Organic compounds, i.e. carbon compounds, are the largest class of compounds and they have a variety of properties, leading their important roles in every scene of the social life of human beings and numerous biological phenomena. In this course, you will mainly learn about the following four points: 1) structural and bonding theory about a covalent bond, which are the most fundamental concept in organic chemistry, 2) properties of a polar bond in which electrons lean toward one of two atoms constructing a covalent bond, 3) concept about "acid" and "base", and 4) a diversity of structures formed by tetrahedral (sp3) carbon atoms and stereochemistry ("configuration" and "conformation". |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN)) | | 授業の内容を聞いているだけでは有機化学を理解することにはなりません。授業前後に教科書を熟読して、宿題・教科書の問題・指定された問題の演習を行い、内容が身についたかどうかを自ら確認して下さい。解答に記された内容を何も見ずに全て書き出せること=身についたということです。この際、問題に出された化合物とは異なる化合物が出題されたとしても同様の考え方で解答を導き出せるということが本当にその問題を理解したことになります。また、説明問題における日本語の記述についても、主語と動詞の対応など、意味が通る日本語を書く意識を持って解答を記述して下さい。この科目の単位が取得できない場合は後に続く有機化学2〜5の単位取得が大幅に難しくなるため、可能な限りの努力をして一度で確実に単位取得を目指してください。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | You will not able to understand by only attending the course. To understand the organic chemistry in this course, you should carefully read the textbook before and after the class, solve all the problem sets in the textbook or provided by teachers, and confirm by yourself whether you understood or not. Writing a correct answer without looking at the answer in the textbook means that you did understand. If you could solve problems that have slightly different compounds from those in the textbook, you should get correct answers with similar logic. Writing accurate explanations with a grammatically correct sentence is also required, therefore, you should care about the relationship between the subject and the verbal in your sentence. If you would lose the credit for this course, it would be very difficult to get the credit for the following organic chemistry courses. Please expand your maximum effort to get the credit for this course in the first trial. |
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バックグラウンドとなる科目【日本語】 Prerequisite Subjects | | 高等学校の化学基礎および化学の内容を完全に理解していることを前提として講義を進めます。理解できていない事項がある人は、その都度高等学校の教科書を復習しながら受講しないと理解が追いつきません。 |
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バックグラウンドとなる科目【英語】 Prerequisite Subjects | | |
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授業の内容【日本語】 Course Content | | ボルハルト・ショアー現代有機化学(第8版)[上]の1−5章
有機分子の構造と結合・構造と反応性・アルカンの反応・シクロアルカン・立体異性体
本講義の試験範囲は高等学校までのものと比べて段違いに多く、試験直前の勉強だけでは合格レベルには至りませんので、必ず毎週数時間の自宅学習を行い、宿題や指定された演習問題を解いて理解して下さい。宿題や演習問題は1冊のノートにまとめてやっておき、3回行う演習の時間には教員がノートを評価しますので、演習の授業の二日前までに、その回の範囲に該当するノートをスキャンしてNUCT上にアップロードすること。家にスキャナーがない人はスマホにCamScannerやAdobe Scanなどのアプリを入れて使用することをお勧めします。演習の時間においては小テストも行います。
・全ての講義において、講義範囲の章末問題から別途指定した問題を宿題とします。この章末問題は全て1冊のノートにまとめて行うこと。前述しましたがノートは演習の際にNUCTへ提出してもらいます。タブレットとペンを用いて手書きノートを作成して提出することは認めますが、タイプ入力は使用しないこと。
・中間試験・期末試験の実施方法については改めてNUCTにてアナウンスします。
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授業の内容【英語】 Course Content | | |
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成績評価の方法と基準【日本語】 Course Evaluation Method and Criteria | | 中間試験30点(範囲1-2章)・演習ノート20点・期末試験50点(範囲1-5章)で評価し、合計60点以上を合格とする。なお、試験の欠席者は「欠席」とする。また、成績不良者に対する救済措置(レポート・追試など)は一切行いませんので、十分な学習をしてから試験・演習に臨んで下さい。ただし病気、その他やむを得ない理由による追試験は行いますし、採点間違いの場合は成績修正も行います。 |
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成績評価の方法と基準【英語】 Course Evaluation Method and Criteria | | |
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履修条件・注意事項【日本語】 Course Prerequisites / Notes | | |
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履修条件・注意事項【英語】 Course Prerequisites / Notes | | |
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教科書【日本語】 Textbook | | いずれも必ず購入すること
化学同人:ボルハルト・ショアー現代有機化学(第8版)[上]:K. P. C. Vollhardt, N. E. Schore著、古賀憲司・野依良治・村橋俊一 監訳:ISBN 978-4-7598-2029-4
丸善:HGS分子構造模型A型セット(有機化学入門用):ISBN 9784621301265 |
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教科書【英語】 Textbook | | |
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参考書【日本語】 Reference Book | | 化学同人:ボルハルト・ショアー現代有機化学 問題の解き方(第8版):N. E. Schore著、大嶌幸一郎・古賀憲司・野依良治・村橋俊一 訳:ISBN 978-4-7598-2031-7 |
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参考書【英語】 Reference Book | | |
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授業時間外学習の指示【日本語】 Self-directed Learning Outside Course Hours | | 毎回の予習として講義の前に教科書の指定の章を熟読してくること。早い人は40-50分でできます。第1回の講義の予習として第1章を半分以上読んでから、中間試験の次の講義では第3章を全て読んでから講義に参加すること。講義では予習で理解しきれなかった箇所をその時間内に理解するよう努めること。宿題は3回ある演習の際に各自解答してもらい、解説・小テストを行います。出された宿題はできるだけ早くやり(可能ならば講義の日のうちに)、解答および解説を見て自学自習に励み、試験までには全て自力で解けるようにしておくこと。期末試験前の数日だけの勉強では単位を取るのが難しいため、学期途中における反復学習が重要になります。 |
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授業時間外学習の指示【英語】 Self-directed Learning Outside Course Hours | | |
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使用言語【英語】 Language used | | |
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使用言語【日本語】 Language used | | |
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授業開講形態等【日本語】 Lecture format, etc. | | 講義は原則として対面で行いますが、体調不良や忌引きなどのやむを得ない理由で欠席する人がNUCTを通じて事前に連絡をしてきた場合は講義のオンライン配信も行います。 |
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授業開講形態等【英語】 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置【日本語】 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置【英語】 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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