学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
情報学部
時間割コード
Registration Code
1002240
科目区分
Course Category
専門科目(自然情報)関連専門科目(人社,CS)
科目名 【日本語】
Course Title
計算情報学11
科目名 【英語】
Course Title
Computational Informatics 11
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
SIS-11-3055-J
担当教員 【日本語】
Instructor
長尾 征洋 ○
担当教員 【英語】
Instructor
NAGAO Masahiro ○
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春1期 月曜日 2時限
Spring1 Mon 2
対象学年
Year
4年
4
授業形態
Course style
講義
Lecture
開講系(学部)・開講専攻(大学院)
Subject
自然・複雑システム
必修・選択
Required / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
全体を制御する中枢を持たず,自律的・協調的に活動する要素の相互作用によって全体として機能するシステムのこと自律分散協調系と呼ぶ。本講義では自然,生物,社会などの複雑系に見られる自律分散協調的な振舞いを理解するための理論とその応用について講義する。具体的には,自律分散協調系の基礎として非線形科学とネットワーク科学を解説する。さらに,自律分散システムとして知られるエネルギー分散システムを理解する基礎として,要素技術である発電システムの評価の用いられる電気化学に関する講義を行う.受講生は,自律分散協調系の方法論および評価方法の例(電気化学)について理解できる。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
A system that functions as a whole through the interaction of autonomous and cooperative elements without a center that controls the whole is called an autonomous decentralized cooperative system. In this lecture, theories and their applications for understanding autonomous decentralized cooperative behavior in complex systems such as nature, biology, and society will be lectured. Specifically, nonlinear science and network science will be explained as the basis of autonomous decentralized cooperative systems. Furthermore, as a basis for understanding energy distributed systems, also called autonomous decentralized systems, the lecture will cover electrochemistry used in the evaluation of power generation systems, which are elemental technologies. Students will be able to understand examples of methodologies and evaluation methods (electrochemistry) of autonomous decentralized cooperative systems.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
本講義は自然,生物,社会などの複雑系に見られる自律分散協調的な振舞いを理解するための理論的基礎を身につけ,実問題への応用についての理解を深めることを目的とする.
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
自律分散協調系を理解するための基礎として,まず非線形振動子や同期現象などの非線形科学を講義し,次に,自律分散協調系の構造やダイナミクスを「つながり」の観点から理解するための複雑ネットワークについて解説する.さらに,エネルギー分散システムにおける発電システムの評価の用いられる電気化学について解説する.

1. ガイダンス
2. 非線形振動子とリミットサイクル
3. 結合振動子の同期と多彩な集団現象
4. 複雑ネットワークの構造特性と統計的性質
5. 複雑ネットワーク上のダイナミクス
6. 電気化学の基礎,測定方法
7. 電気化学の応用
8. 発電デバイスへの応用例

上記の順番は講義回数とは異なり,本授業で取り扱う内容を示している.
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業中に実施する課題60%,最終回に課す課題40%。合計100点満点で60点以上を合格とする。
教科書・参考書
Textbook/Reference book
必要に応じて授業中に指定する。履修条件は要さない。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講義内容を理解するために課題を出す。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
直接またはテレビ会議システムによる対面とオンデマンドを併用して実施する.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
部分の講義実施にテレビ会議システムを利用する他,メールや対面も併用することで説明を行う.