授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 放射線診療に携わる医療従事者にとって、取り扱う機器の基本原理を論理的に理解するためには医用物理学は必須です。医用物理学の範囲は広いが、そのうち放射線物理学の基礎的な事項を学ぶことで、論理的な計算による思考能力を体得することが目的です。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Medical physics is necessary for radiological technologists to understand the basic principles of the equipment they handle. The scope of medical physics is wide, but the purpose is to learn the basics of radiation physics, and to gain logical thinking skills. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 授業終了時に、以下のことができるようになることを目標とします。
(1)特殊相対論を用いたエネルギーの計算できる。
(2)前期量子論による原子内の軌道電子配置の計算できる。
(3)原子、原子核の構造を理解し、説明できる。
(4)X線の発生原理を理解し、説明できる。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | The goals of this course are to
(1) Energy can be calculated using special relativity.
(2) The orbital electron configuration in the atom can be calculated by the quantum theory.
(3) Understand the structure of atoms and nuclei.
(4) Understand the principle of X-ray generation. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 以下の予定で行う。
1. 放射線の定義と種類
2. 特殊相対性理論の概要
3. 長さの相対性、時間の相対性
4. 質量エネルギー E=mc^2
5. 量子力学の誕生、光量子説
6. 前期量子論、ボーアの量子論、物質波
7. 原子の構造、ボーア模型と4つの量子数
8. ここまでのまとめ
9. 原子の励起と電離
10.特性エックス線
11.制動エックス線
12.原子核の構造
13.原子質量単位、質量欠損と結合エネルギー
14.素粒子と4つの相互作用
15.まとめと評価
なお、この科目は医用物理学Ⅱまで講義が続き、さらに医用物理学Ⅲに繋がる。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 期末試験(70点満点)を70%、レポート(30点満点)を30%として総点で評価します。
総点60点以上で合格とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教科書は指定はしません。毎回の授業で資料を配布します。 |
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参考書 Reference Book | | 遠藤真広、西台武弘『放射線物理学(放射線技術学シリーズ)』(オーム社)
西台武弘『放射線医学物理学』(文光堂)
齋藤勉、齋藤秀敏『臨床からたどる放射線物理』(金原出版) |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 事前にNUCTへスライドをアップロードしておきますので、授業までに予習しておいてください。
復習課題として問題を課します。レポートとして提出してもらいます。 |
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授業の進め方 How to proceed with the class | | |
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注意事項 Notice for Students | | 週2回×8週間で15回分の授業を行います。週2回の授業内容は異なりますので、両方とも出席してください。 |
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本授業に関する参照Webページ Reference website for this Course | | |
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担当教員からのメッセージ Message from the Instructor | | |
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使用言語 Language(s) for Instruction & Discussion | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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