学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医学部(保)
時間割コード
Registration Code
1766815
科目名 【日本語】
Course Title
老年看護学実習Ⅰ[4年生向け]
科目名 【英語】
Course Title
Gerontological Nursing Practice I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
田中 真木 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TANAKA Maki ○
単位数
Credits
3
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
介護施設における要介護高齢者の生活とケアの実際を知り,高齢者の生活機能に応じた看護に必要な基本的知識と技術を修得する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This training aims to learn about the lifestyle and care of older adults in nursing homes and gain the basic knowledge and skills necessary for nursing that responds to the needs of older adults.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1.加齢による身体的・精神的・社会的変化および疾患が生活機能に及ぼす影響を説明できる。
2.介護保険施設の機能と社会的役割を説明できる。
3.介護保険施設における高齢者の意思,権利,価値観,人生観を尊重したケアのあり方を説明できる。
4.介護保険施設における高齢者の生命と生活機能を維持し高めるための生活援助が安全に実施できる。
5.介護保険施設における高齢者を支援する家族の形態と機能から,必要な家族看護について 考察できる。
6.介護保険施設における看護の役割について考察できる。
7.介護保険施設における多職種連携のあり方について考察できる。
8.高齢者,家族,施設職員と学習者として望ましい関係性を構築できる。
9.高齢者が地域で療養生活を継続するために必要な保健・医療・福祉サービスと専門職の役割を検討できる。
10.高齢者が地域で療養生活を継続するために必要なケアを多職種で検討することができる。
11.高齢者が地域で療養生活を継続するための多職種連携において,看護職が担う役割を考察できる。
12.専門職者を目指す学習者として,省察と実践知の生成のための努力ができる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
At the end of this practicum, students should be able to:
1. Describe the physical, mental, and social changes caused by ageing, as well as the impact of diseases on function.
2. Explain the functions and social role of long-term care insurance facilities.
3. Describe caregiving that respects the will, rights, values, and life views of older adults in long-term care insurance facilities.
4.Safely carry out lifestyle assistance that maintains and enhances the lives and functioning of older adults in long-term care insurance situations.
5.Understand critical family care with respect to the form and function of the family supporting older adults in long-term care insurance facilities.
6.Understand the role of nursing care in long-term care insurance facilities.
7.Understand methods of multidisciplinary collaboration in long-term care insurance facilities.
8.Understand relationships with older adults, families, and facility personnel befitting of students and healthcare professionals.
9. Describe the roles of specialists in the health, medical, and welfare services and how they ensure that older adults can continue their treatment in the local community.
10.Describe, in a multidisciplinary manner, the care necessary to ensure that older adults can continue their treatment in the local community.
11.Describe nurses’ contribution in multidisciplinary collaborations that ensure that the elderly can continue their treatment in the local community.
12.Develop reflective practices and knowledge as a student striving to become a professional.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
以下の予定で実施する。詳細は「老年看護学実習のてびき」を参照してください。
1.実習前
 ・実習ガイダンス
 ・介護保険施設の要介護高齢者と認知症高齢者のケアに必要な知識・技術の確認
 ・介護老人保健施設や地域において高齢者が療養生活を継続するために看護職として実践できるケア,他職種として実践できるケアの検討
 ・事前課題提出
2.臨地での実習(2週間)
 ・受け持ち利用者の加齢による身体的・精神的・社会的変化,疾病,価値観,人生観,家族機能について主観的・客観的情報を収集し,それらを関連付けることで,受け持ち利用者の全体像の把握とニーズの分析を行う。
 ・把握した情報を基に,受け持ち利用者の健康と生活機能に及ぼす影響をアセスメントし,利用者本位の看護計画の立案を行う。
 ・介護保険施設の看護職の役割について理解するために,看護職員のケアを見学・実施する。
 ・介護保険施設の介護職の役割について理解するために,介護職員のケアを見学・実施する。
 ・医学生,薬学生とともに多職種連携について講義を受ける。
 ・医学生,薬学生,看護学生で編成されたチームで高齢者が地域で療養生活を継続するために必要な情報を議論する。
 ・職種毎に高齢者が療養生活を継続するために必要な情報を医療面接により収集する。
 ・医療面接により収集した情報をチームで共有し,高齢者が地域で療養生活を継続するために必要な療養指導および療養生活支援計画を検討する。
 ・チームで検討した療養指導および療養生活支援計画を医療面接により説明する。
 ・チーム毎の学びを発表し,模擬患者や教員からのフィードバックを受けて,多職種連携,チーム医療について理解を深める。
3.学内
  目標についての学びを共有し,発表と討論を行う
4.実習後の提出レポート
  レポートの課題は、「老年看護学実習のてびき」に提示します。

※ 実習内容は,施設の状況により変更する場合があります。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
老年看護学概論,臨床老年看護学
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
全出席を原則とする。実習への参加度(20%)、実習目標の到達度(40%)、実習記録(20%)、事前課題と課題レポート(20%)から総合的に評価します。
教科書・テキスト
Textbook
*2年次に購入したテキストを使用します。他必要な参考図書は実習中に紹介します。
 
参考書
Reference Book
・水谷信子監:最新老年看護学(2021年版),日本看護協会,2021
・山田律子他編:生活機能からみた老年看護過程+病態・生活機能関連図 第4版,医学書院,2020
・堀内ふき,諏訪さゆり,山本恵子:ナーシンググラフィカ老年看護学①,高齢者看護の健康と障害,メディカ出版,2021
・堀内ふき,諏訪さゆり,山本恵子:ナーシンググラフィカ老年看護学②,高齢者看護の実践,メディカ出版,2021
・北川公子他著:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 老年看護学,医学書院,2018
・鳥羽研二:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 老年看護 病態・疾病論,医学書院,2018
・亀井智子他編:高齢者看護学第3版,中法法規出版,2018
・老年看護学の講義資料や、講義中に提示した書籍、報告書、論文、ビデオ教材、インターネット情報などを積極的に活用してください。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
関連する講義・演習での学びを活用して実習に取り組んでください。
講義資料や文献を活用し,自分の考えを根拠を持って述べるようにしてください。
授業の進め方
How to proceed with the class
・認知症高齢者を受け持ち看護過程を展開します。
・担当する高齢者との関係性を築きながら、介護士や看護師と一緒に看護ケアを実施(もしくは見学)します。
 実施した看護ケアの内容やコミュニケーション場面を実習記録やカンファレンスで振り返り、実習目標の各項目について考察します。
・多職種連携実習に参加し,医学生,薬学生とともに地域で暮らす要支援,要介護高齢者の健康を支援するための社会資源および多職種・多機関連携システムを理解し, 保健・医療・福祉における看護職の役割について考察します。
注意事項
Notice for Students
生協の学生保険への加入をしてください。感染症予防対策を厳守してください。
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
今までの講義・演習を関連付けて実習に臨んでください。
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日本語
授業開講形態等
Lecture format, etc.
介護老人保健施設,名古屋大学医学部鶴舞キャンパスで実習を実施します。
Covid19の感染状況によっては,一部を学内やWebとする場合があります。
授業形態に変更がある場合は,NUCTか学生掲示板で周知します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)