授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | シェイクスピアの『マクベス』を味読することによって、近代英文学生成の謎に迫ります。同時に現代文学批評の視座からシェイクスピアの『マクベス』に描かれた欲望、王権、周縁性、祝祭概念、修辞的技法などの重要なテーマを鮮やかに照射することが目的です。本授業は文学部の教育目標である、人間への洞察力と、言葉への深い関心をもち、心と人の行動を考察する人文学に、論理的考察力をもってアプローチする意欲的な人材を育成することをねらいとしています。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The purpose of this seminar is to analyze Shakespeare's Macbeth from the perspective of contemporary literary criticism. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 近代イギリス文学における王権の表象について学ぶことができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 上記の到達目標を達成できるようにシェイクスピアの『マクベス』に表わされた各文学的テーマに焦点を合わせて第1回目から最終回までの授業において演習形式で授業を展開していく。発表で提出された諸問題について受講生全員が議論する。最終的にはレポート試験の結果、プレゼンテーション、そして授業参加度を総合的に評価する。主なテーマは次のとおり。1:近代英国における王権の表象、2:シェイクスピア劇に表わされた「自然」の概念、3:シェイクスピア演劇において表象された祝祭と社会の関係、4:シェイクスピア悲劇における魔女と周縁性、5:シェイクスピア劇における瀉血と国家。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 文学研究を中心に据えた授業を行いますので、受講生は英語原文テキストに真剣に真正面から取り組む準備をして授業に臨んでください。とくに第一回目の授業は、授業全体の計画を詳細に説明しますので、必ず出席すること。遅刻はしないようにしてください。授業中、無許可で退室しないこと。スマホ、携帯のスイッチは切っておくようにしましょう。辞書を授業時に持参すること。スマホの辞書機能を使うことはできません。本授業でネット情報や、市販されている日本語訳は使いません。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | レポート試験70%、プレゼンテーション20%、授業参加度(予習・復習、授業への積極的参加)10%。 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | William Shakespeare. Macbeth. 今西雅章編注. 大修館シェイクスピア双書. 大修館. ISBN 9784469142557 |
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参考書 Reference Book | | シェイクスピア関連の研究書を英語原文でしっかり読んでください。他の参考文献については授業時に指示します。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 『マクベス』だけでなくシェイクスピア劇全体に精通しておくことはもちろんのこと、テキストにおける意味の不明な単語や表現についてOxford English Dictionaryなどを使って徹底的に調べて授業に臨んでください。また言葉の背景となっている近代英国の文化については英語原文資料を渉猟しておきましょう。自宅ではテクストの精読をしながら、わからない箇所をピックアップしておき、授業時に質問しましょう。予習、復習にそれぞれ100分以上使ってください。市販されている日本語訳は使わないようにしましょう。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | 受講者は第1回目の授業から出席すること。教科書は各自で第一回目の授業の前に購入し、持参すること。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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