学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2020106
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
言語学P,日本語学P
科目名 【日本語】
Course Title
言語学基礎演習Ⅱ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Introductory Seminar on Linguistics II (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMLI5106J
担当教員 【日本語】
Instructor
堀江 薫 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HORIE Kaoru ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
言語の類型化の諸相ー比較類型論と移動事象の類型論ー


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本授業の目的は、受講者が言語類型論がどのような分野であるかに関して基本的な理解を得た上で、様々な言語の類型化のうち、「比較類型論(Comparative Typology)」と「移動表現の類型論(Typology of motion expressions)」という二つの類型化について、具体的な事例を通じて理解を深め、自身の研究に応用できる知識を身につけることを目的とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The purposes of this class are (I) to present an overview of linguistic typology, and (II) to provide participants with a better understanding of the various facets of typologizing languages, with particular attention to the framework of Comparative Typology (originally proposed in Hawkins 1986), and the Typlogy of motion expressions (orignally proposed in a series of work by Leonard Talmy).
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
本授業を通じて、受講者が、世界の諸言語の多様性とその中に見られる規則性・普遍性を解明することを目指す「言語類型論」という学問分野への関心を高め、言語の類型化のアプローチには様々な理論的・方法論的な試みがあることを理解し、自らの言語の研究・分析に応用できるようになることを目標とします。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本集中講義においては、言語類型論がどのような分野であるかを簡単に概説した後に、様々な言語の類型化のうち、「比較類型論(Comparative Typology)」と「移動表現の類型論(Typology of motion expressions)」という二つの類型化について、受講者が具体的な事例をもとに理解を深め、自身の研究に応用できる知識を身につけることを目的とします。以下に具体的なスケジュールを示します。

1. 言語類型論とはどのような分野か?対照言語学とどう異なるか?(堀江1章)
2. 言語類型論の歴史的展開・現状(堀江1章)
3. 比較類型論(Comparative Typology)の枠組み-英独語を対象にー(Hawkins 1986)
4. 比較類型論の他言語比較への応用(堀江5章)(I)
5. 比較類型論の他言語比較への応用(堀江5章)(II)
6. 比較類型論の他言語比較への応用(堀江5章)(III)
7. 比較類型論の他言語比較への応用(堀江2001)
8. 比較類型論のまとめ
9. 移動表現の類型論の概観(Talmy, Slobin 松本の研究を中心に)
10. 移動表現の類型論の構築(I)(秋田6章)
11. 移動表現の類型論の構築(II)(秋田6章)
12. 移動表現の類型論の解体(I)(秋田7章)
13. 移動表現の類型論の解体(II) (秋田7章)
14. 移動表現の類型論の応用的展開(Spring and Horie 2003)
15. 移動表現の類型論のまとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特にありません。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業参加とレポートによって評価します。
教科書・テキスト
Textbook
堀江薫・秋田喜美・北野浩章『言語類型論』開拓社、2021年)
ISBN : ‎ 4758914125
参考書
Reference Book
堀江薫・プラシャント・パルデシ『言語のタイポロジー』(研究社、2009年)
ISBN : ‎ 4327237051
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
課外学習として、授業の内容に関連の深い比較類型論、移動表現の類型論に関する論文を配布し、授業中にその内容について解説、参加者の理解の確認を行います。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1 対面授業科目(対面のみ)