学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2020109
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
言語学P,日本語学P
科目名 【日本語】
Course Title
言語学基礎演習Ⅴ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Introductory Seminar on Linguistics V (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMLI5109J
担当教員 【日本語】
Instructor
宇都木 昭 ○
担当教員 【英語】
Instructor
UTSUGI Akira ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 水曜日 2時限
Spring Wed 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
この授業では、音響音声学(acoustic phonetics)と音声知覚(speech perception)の基礎について学びます。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course introduces the foundations of acoustic phonetics and speech perception to students taking this course.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
この授業では、音声研究に必要な音響分析と音声知覚実験を自ら行えるようになることを目指します。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
【概要】
 音声学(phonetics)は、言語の音声を研究する学問分野です。音声学の下位分野の一つに、音声の音響的特徴を分析する「音響音声学」(acoustic phonetics)という分野があります。こんにち、音響音声学的な分析においては、コンピュータ上のソフトウェアを用いることが一般的です。この授業では主に、Praatという音響分析ソフトウェアの操作方法を学びながら、同時に音響音声学の基礎を学んでいきます。また、音声知覚実験の方法についても学びます。

【内容】
 授業は、講義・実習・発表から構成されます。実習においては、Praatを授業中に実際に操作します。発表においては、受講生は論文のレビューを行います。
 この授業で予定されている主なトピックは以下の通りです。
・音響音声学の基礎
・デジタル信号処理の基礎
・母音のフォルマント
・破裂音とVOT
・摩擦音・破擦音
・持続時間の測定とセグメンテーション
・アクセントとイントネーションと基本周波数(fo)
・ToBIによる韻律ラベリング
・スクリプトによる分析の自動化
・音声知覚実験
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
調音音声学の基礎知識を有していること。基礎が不十分な場合は履修前に参考文献1(斎藤 2006)を読んでおくこと。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
発表(30%)、討論への参加状況(30%)、レポート(40%)により評価します。

60点以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
教科書は用いず、必要に応じて資料を配布します。
参考書
Reference Book
<参考書>
1. 斎藤純男(2006)『日本語音声学入門』(改訂版)三省堂.
2. 川原繁人(2018)『ビジュアル音声学』三省堂.
3. P. ラディフォギッド(1999)『音声学概説』大修館書店.
4. K. Johnson (2011) Acoustic and Auditory Phonetics (3rd edition). Chichester: Wiley-Blackwell.
5. R. ローレンス・G.J. ボーデン・K.S. ハリス 著、廣瀬肇 訳(2008)『新ことばの科学入門 第2版』医学書院.
6. 北原真冬・田嶋圭一・田中邦佳(2017)『音声学を学ぶ人のためのPraat入門』ひつじ書房.
<参考ウェブサイト>
1. Praat (P. Boersma & F. Weenink): http://www.fon.hum.uva.nl/praat/
2. Praat入門(宇都木昭): https://sites.google.com/site/utsakr/Home/praat
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
論文レビューの回の前には(発表担当であるなしにかかわらず)指定された論文を読む必要があります。また、学期中に数回、音響分析の結果についてレポートを提出してもらうことがあります。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
毎回の授業の際、自分のコンピュータを必ず持参すること。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-3)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向・オンデマンドの併用)