授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 現代日本語を対象とした意味研究の力を養うことを目的とする。
本授業では、認知言語学の枠組みで現代日本語の形態素や語(合成語を含む)の意味を分析する力をつける。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The purpose of this course is to develop the ability to conduct semantic research on modern Japanese. In this class, students will develop the ability to analyze morphemes and word meanings in modern Japanese within the framework of cognitive linguistics. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 1. 認知言語学の諸理論・諸概念が言語分析にどのように生かされているかを理解し、具体例を挙げて説明できるようになる。 2. 認知言語学の枠組みで、形態素や語の意味を分析できるようになる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 前半:主に教科書の2章、3章、4章を読み進める。
後半:形態素や語(合成語を含む)の意味を分析している学術論文を読む。
文献講読を通して認知言語学の理論・概念や分析的視点を学び、それらが形態素や語を対象とした認知言語学的な分析にどのように利用されているかを理解し、自身の研究にどのように利用できるかを考える。後半は、認知言語学的な分析でない論文も取り上げて、分析対象をどのように認知言語学的に分析できるかについても考える。
全員が教科書の指定範囲/指定論文を読み、疑問点・問題点を明確にして、授業に臨む。授業では、発表担当者が、担当範囲(担当文献)の内容をレジュメを用いて説明する。書かれている内容をまとめるだけでなく、わからない(わかりにくい)概念や用語を調べて補足説明を加え、わかりやすく説明する。発表後は、疑問点や問題点、関連する日本語の現象について、全員で質疑応答および議論をする。
発表者は、前日の17時までに、TACTにレジュメをアップロードする。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 特になし。ただし、入門書レベルの認知言語学の知識を有していることが前提となる。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 課題の取り組みと対話・議論への積極的参加(20%)、発表(30%)、期末レポート(50%) 60点以上を合格とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 李在鎬・村尾治彦・淺尾仁彦・奥垣内健(2013)『認知音韻・形態論』くろしお出版. |
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参考書 Reference Book | | 児玉一宏・谷口一美・深田智(編著)(2020)『はじめて学ぶ認知言語学-ことばの世界をイメージする14章』ミネルヴァ書房.
高橋英光・野村益弘・森雄一(編)『認知言語学とは何か-あの先生に聞いてみよう』くろしお出版.
辻幸夫(編)『新編認知言語学キーワード事典』研究社.
辻幸夫(編集主幹)『認知言語学大事典』朝倉書店.
鍋島弘治朗(2020)『認知言語学の大冒険』開拓社.
中本敬子・李在鎬(2011)『認知言語学研究の方法 内省・コーパス・実験』ひつじ書房.
西村義樹・野矢茂樹(2013)『言語学の教室 哲学者学ぶ認知言語学』中公新書.
本多啓(2013)『知覚と行為の認知言語学-「私」は自分の外にある―』開拓社
籾山洋介(2010)『認知言語学入門』研究社.
籾山洋介(2014)『日本語研究のための認知言語学』研究社
籾山洋介(2020)『実例で学ぶ認知意味論』研究社.
その他、授業時に適宜提示する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 教科書の指定範囲(もしくは、指定文献)を精読し、疑問点や問題点を明確にし、ディスカッションに備える。発表担当者は、レジュメを作って、担当範囲/文献の内容をわかりやすく伝えるための準備をする。わからない用語や概念については調べて、補足説明もできるようにする。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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