授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本授業では、①トランスレーション・スタディーズの理論の基礎を学び、②実際に英語テクストを日本語に訳すことで、理論と実践の繋がり(あるいはずれ)を理解するのを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Primary purposes of this course are: to help students acquire a sound theoretical knowledge on translation studies and to provide them with an opportunity to practice translating English literary texts into Japanese. Special attention will be paid on the links between theory and practice and difficulties of translating cultural differences. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ①トランスレーション・スタディーズの理論の基礎を理解できるようになる。②理論と実践の繋がり(あるいはずれ)を理解できるようになる。③起点言語・到達言語、起点文化・到達文化に注意を払いながら翻訳できるようになる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本授業では、トランスレーション・スタディーズの史的展開をたどり、翻訳という行為についての理解を深めてゆく。1980年代以降のトランスレーション・スタディーズが、それまでの「意味の等価」という神話をいかに克服し、文化研究の枠組みで機能するトランスレーション・スタディーズへと自らを発展させたか、その理論の深化プロセスを学んでゆく。この学びを通して、翻訳とは、起点言語から到達言語への単なる置き換え行為ではなく、起点文化と到達文化の間を媒介する、優れて知的な営みであることを理解する。 授業の後半では実際に、それまでに学んだ理論を活かしつつ、イギリス小説を到達文化(日本文化)に翻訳し、翻訳力を養う。特に合評会では、起点言語・文化(英語・英語圏文化)が到達言語・文化(日本語・日本文化)に遭遇する際にどのような問題が生じるかを中心に議論し、英語圏の言語文化及び日本の言語文化への理解を深めていく。
授業計画 第1回:導入:授業紹介と事前アンケート 第2回:トランスレーション・スタディーズの史的展開(1):ロラン・バルト以前 第3回:トランスレーション・スタディーズの史的展開(2):起点言語文化vs 到達言語文化 第4回:トランスレーション・スタディーズの史的展開(3):等価信仰 第5回:トランスレーション・スタディーズの史的展開(4):翻訳と翻案 第6回:トランスレーション・スタディーズの史的展開(5):翻訳理論の深化 第7回:理論と実践の間(1):起点言語・文化と到達言語・文化の媒介とは何か 第8回:理論と実践の間(2):到達文化に存在しない言葉は翻訳可能か 第9回:理論と実践の間(3):エクリチュールの力学とは何か 第10回:翻訳プロジェクト(1) 第11回:翻訳プロジェクト(2) 第12回:翻訳プロジェクト(3) 第13回:翻訳プロジェクト(4) 第14回:翻訳プロジェクトの合評会 第15回:総括及び授業(事後)アンケート |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | グループ・ディスカッションやペア・ワークが多いため、授業中に積極的に発言することが強く望まれる。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | レポート(翻訳理論及び翻訳行為に付随する問題に対する理解の測定)50%、翻訳の成果物(翻訳力の測定)50% 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | テクストのプリントを配布するが、使用するテクストは以下のとおり。 Thomas Hardy, Jude the Obscure (1895; London: Macmillan) Thomas Hardy, ‘Hearts Insurgent’ serialized in the Harper’s Monthly Magazine (1894-1895) |
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参考書 Reference Book | | Oxford Advanced Learner’s Dictionary |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 翻訳理論に関する文献の予習・復習及び小説テクストの翻訳(具体的には授業中に指示する) |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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