学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2020609
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
英語文化学P,英語高度専門職業人P
科目名 【日本語】
Course Title
トランスレーション・スタディーズⅠb(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Translation Studies Ib (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMEC5102J
担当教員 【日本語】
Instructor
上原 早苗 ○
担当教員 【英語】
Instructor
UEHARA Sanae ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 3時限
Fall Wed 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中高専修・英語
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本授業では、①トランスレーション・スタディーズの理論の基礎を学び、②実際に英語テクストを日本語に訳すことで、理論と実践の繋がり(あるいはずれ)を理解するのを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Primary purposes of this course are: to help students acquire a sound theoretical knowledge on translation studies and to provide them with an opportunity to practice translating English literary texts into Japanese. Special attention will be paid on the links between theory and practice and difficulties of translating cultural differences.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
①トランスレーション・スタディーズの理論の基礎を理解できるようになる。②理論と実践の繋がり(あるいはずれ)を理解できるようになる。③起点言語・到達言語、起点文化・到達文化に注意を払いながら翻訳できるようになる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
 本授業では、トランスレーション・スタディーズの史的展開をたどりつつ、その展開で露わになった争点を整理し、トランスレーション・スタディーズについての理解を深めてゆく。
 トランスレーション・スタディーズは「意味の等価」という神話を克服し、文化研究の枠組みで機能するトランスレーション・スタディーズへと自らを発展させたが、近年は、翻訳行為を貫く「(自己)検閲」行為が新たな問題として浮上している。本授業では、この検閲行為に光を当て、翻訳と(自己)検閲という根源的な問題について考察を深めてみたい。
 また、トランスレーション・スタディーズの学びを通して、翻訳とは、起点言語から到達言語への単なる置き換え行為ではなく、起点文化と到達文化の間を媒介する、優れて知的な営みであることを理解する。授業の後半では実際に、それまでに学んだ理論を活かしつつ、英語圏作家の小説を到達文化(日本文化)に翻訳し、翻訳力を養う。

授業計画 
第1回:導入:授業紹介と事前アンケート
第2回:トランスレーション・スタディーズの史的展開
第3回:トランスレーション・スタディーズの争点(1):翻訳理論と翻訳の戦略
第4回:トランスレーション・スタディーズの争点(2):翻訳者と自己検閲
第5回:トランスレーション・スタディーズの争点(3):出版社と検閲
第6回:トランスレーション・スタディーズの争点(4):翻訳理論から実践へ
第7回:理論と実践の間(1):到達言語に存在しない言葉は翻訳可能か
第8回:理論と実践の間(2):翻訳はつねにコピーであると同時に翻案(オリジナル)か
第9回:理論と実践の間(3):翻訳時の(自己)検閲は乗り越えられるか
第10回:翻訳実践(1)
第11回:翻訳実践(2)
第12回:翻訳実践(3)
第13回:翻訳実践(4)
第14回:翻訳プロジェクトの合評会
第15回:総括及び授業(事後)アンケート
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
グループ・ディスカッションやペア・ワークが多いため、授業中に積極的に発言することが強く望まれる。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
レポート(翻訳理論及び翻訳行為に付随する問題に対する理解の測定)50%、翻訳の成果物(翻訳力の測定)50%
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
テクストのプリントを配布するが、使用するテクストは以下のとおり。
Thomas Hardy, Tess of the d’Urbervilles (1891; London: Macmillan)
Thomas Hardy, ‘Tess of the d’Urbervilles’ serialized in (1891)
参考書
Reference Book
Oxford Advanced Learner’s Dictionary
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
翻訳理論に関する文献の予習・復習及び小説テクストの翻訳(具体的には授業中に指示する)
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目 (対面のみ)