学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2020908
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
西洋文献学P
科目名 【日本語】
Course Title
ドイツ語圏文化学発展演習Ⅱ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Advanced Seminar on German Culture II (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMGN6108J
担当教員 【日本語】
Instructor
古田 香織 ○
担当教員 【英語】
Instructor
FURUTA Kaori ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 3時限
Fall Tue 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
文化記号論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
記号論(および文化記号論)について、講義と文献読解(授業中に指示)により、その基本的理論、概念、方法論について学び、次に、記号論が言語・文化の具体的な事象にどのように応用されているのかについて色々な分析例に触れ、様々な理論を個々の研究へと応用できる力を養う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course introduces semiotics to students taking this course.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
まず記号論(および文化記号論)に対する基礎的理解力を身につける。記号論を通して、文化現象に対する広い視野を持てるようになり、新たな発見を見出すことができる力を養う。それぞれの研究テーマが記号論とは直接関係がないとしても、この授業を通して、柔軟な思考力・応用力・分析力を身につけ、個々の研究をさらに発展させることができるようになることを目標とする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
この授業では特定のテキストを用いず、基本的な用語や考え方についての、様々な研究者の理論を引用しまとめたプリントを使用する。
 授業は以下のように進めていく。

1) まず、初回の授業では、この授業についてのオリエンテーションを行う。授業の進め方、評価の仕方、プリントの配布、参考文献等の紹介を行う。また、『記号論』のプロローグとして、“記号”についての講義を行う。
2) 第2回は講義形式で、『記号論』の代表的な研究について通時的に(時間の流れにそって)概観する。また、第2回目でだいたいこの授業を受講するメンバーが決まるので、ここで、後半の演習(発表)での担当者とコメンテーターを割り振り、順序を決める。
3) 第3回は講義形式で、『記号論への招待』で取り上げられている記号論の基本的な用語や考え方を基盤とし、最近の記号論を取り巻く傾向も加味しながら、その基本的概念、方法論について説明する。
4) 第4回〜第14回は、『記号論』という学問をさらに理解するために、記号論的な考え方やアプローチを用いた、あるいは応用していると思われる論文を発表形式で読んでいく。毎回、受講者はあらかじめ指定された記号論に関する論文を読み、その内容を簡単にまとめておくことが課題となる。授業での発表は、あらかじめ割り振られた担当者がハンドアウトを用いて行い、担当者に前もって指名されたコメンテーターがさらに補足をし、あとは受講生が自由に質問をしたり、問題点を指摘したりしながらディスカッションを行い、さらに記号論についての見識を深めつつ、その応用の可能性を学ぶ。
5) 最終回には、それぞれの発表をもう一度振り返りながら、論点や問題点について再度ディスカッションを行いながら、エピローグとしてあらためて“記号”について考えてもらう。最後に、各々が発表した論文について、授業でのディスカッションをふまえつつまとめたものをレポートとして提出してもらう。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
言語学の基礎知識があることが望ましいが、言語学及び記号論に初めて触れると言うことでも構わない。初回授業において、この授業について詳細に説明するので、必ず出席すること。受講を希望し、初回の授業を止むを得ず欠席する場合は、必ず、メールにてその旨連絡すること。
ドイツ語圏文化学の授業ですが、ドイツ語の知識は必要ではありません。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
評価は、課題(発表・レポート)および出欠、授業中の態度、積極的な発言や討論への参加度に基づいて行う。
1) 発表:論文の理解度、読解の正確さ、ハンドアウトや説明がわかりやすく構成されていたか→40%(100点満点で40点)
2) 授業:やむを得ない場合を除き授業に出席し、論文をきちんと予習して、積極的に発言をし、ディスカッショにも参加したか→30%(100点満点で30点)
3) レポート:論文をきちんと理解し、ディスカッションで得られたポイントも整理できており、わかりやすく書けていたか→30%(100点満点で30点)
4) 以上を基準として評価し、60%(100点満点で60点)以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
初回以降、適宜プリントを配付する。
参考書
Reference Book
・池上嘉彦『記号論への招待』岩波新書(必読文献)
・ウィリアムスン著、山崎/三神訳『広告の記号論Ⅰ、Ⅱ』柘植書房
・石田英敬『記号の知/メディアの知』東京大学出版会
その他、授業中に適宜指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業で学んだことをきちんと復習しておくこと。また、発表の際の文献については、担当でない場合も必ず前もって読んでおくこと。発表担当の際には、プレゼンテーションの準備をすること。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)。ただし場合によってはオンラインとなることもある。