学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2021005
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
西洋文献学P
科目名 【日本語】
Course Title
フランス語フランス文学基礎演習Ⅲb(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Introductory Seminar on French Language and Literature IIIb (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMFL5105J
担当教員 【日本語】
Instructor
加藤 靖恵 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KATO Yasue ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 3時限
Fall Wed 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
プルースト『失われた時を求めて』『コンブレー」の世界


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
目的はマルセル・プル—ストの小説を精読し,理解すること。目標は世紀末から20世紀初頭のフランスの社会・風俗・文化・社会・芸術について理解するとともに,日仏の相違について考察を深める。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The purpose is, by the lecture of the roman of Proust, to understand French society, customs, culture, society and the arts from the end of the 19th century to the beginning of the 20th century.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
日本文学にも影響の大きいプルーストの文学観と文体に親しみ,フランス文学・文化史についての幅広い教養を身につける。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』の「コンブレー」後半部分を精読。プルーストの生きた時代と社会背景,当時の芸術の動向,文学史上の位置づけを概説すつつ,原文のテクストのニュアンスをフランス語未履修者にもわかるように解説し,作家の文体的特徴,作品の構成,そして彼の美学について理解を深める。
1. プルーストの人と作品,時代背景と文学史上の位置づけ
2. 作品の生成過程
3. 作品の構造と時系列
4. フランスにおけるパリと地方の関係性について
5. 当時のフランスの宗教観 カトリックの祭儀,キリスト教美術
6. フランスのイル・ド・フランス地方の自然,植物
7. 美術作品の描写とプルーストの美学の特徴
8. 作家誕生の物語 エクリチュールをめぐる考察と挿話
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
毎回授業の最後に小レポートを書く。フランス語未履修者も受講可能
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
平常点50%(授業の最後に毎回書く小レポート)+学期末レポート試験50%
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
Proust, Le Côté de chez Swann (GF Flammarion),
プルースト『スワン家のほうへ I』(岩波文庫)
南部書籍で販売する。受講生は両方購入のこと。ただしフランス語中級以上の受講生はフランス語原書のみでも可。
参考書
Reference Book
授業中指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
次週に読むテクストを授業の最後に指示するので、各自あらかじめ読んでくることが望ましい。予習30分,毎回の小レポート執筆に1時間の見込み。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
4回以上欠席の場合はレポート試験の受講資格を失う。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-3)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向・オンデマンドの併用)