学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2021209
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
東洋文献学P
科目名 【日本語】
Course Title
中国語中国文学基礎演習Ⅲ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Introductory Seminar on Chinese Linguistics and Literature III (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCL5109J
担当教員 【日本語】
Instructor
笠井 直美 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KASAI Naomi ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 4時限
Spring Mon 4
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中高専修・国語
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
南曲研究


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
中国古典を研究するための中国の古典文献、さらには白話語彙を含む古典文献をも読みこなす基礎を身につける。併せて、漢文訓読法の白話文献への応用、中国古典文化に関する知識を学び、国語教員としてより専門的な漢文教育に必要な力を養成することをめざす。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
1. To give students a basic grounding in Nanqu (Southern Drama) and its cultural and historical context.
2. To help students improve their reading and study skills through discussion of the course material.
3. To help students improve skills and knowledge of the Kanbun-kundoku (Japanese readings of Chinese texts) method, including application to pre-modern vernacular Chinese.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・中国古典戯曲の読解を通じ、白話語彙を含む古典戯曲を読解する力を伸ばす。
・中国古典文献及び関連する文化・社会に関する基礎的な知識を深める。
・漢文訓読に関心がある受講者は、漢文訓読法のスキルを高め、白話語彙を含む古典中国語文献を漢文訓読するための知識をも身につける。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
北曲(演劇で使用される場合は「雑劇」)と並び、中国古典戯曲の主流の一つであった南曲(戯文、南戯、傳奇とも)作品を、音注・眉注及び先行・関連する諸作品と相互参照しつつ講読する。注釈がついた中国の古典文学作品を精密に読解することを通じ、作品への理解を深めるだけでなく、中国古典籍・中国古典文化についての様々な知識を習得することをめざす。

1. 中国文学史上における南曲
中国文学史上における戯曲、特に南曲(戯文、南戯、傳奇とも)の占める位置と展開について概観する。

2.『長生殿』概観
この授業で取り上げる『長生殿』について、物語の演変、「長恨歌」等関連する諸作品との関係、版本、影響等について概観する。
※受講者の興味関心・レベルにあわせ、選読対象作品を変更することがある。

3. 工具書(レファレンスブック)ガイダンス
中国古典を読解する上で必要な辞書類、南曲を読解する上で特に有用な辞書類、韻書・曲譜類、レファレンスブック、データベース・コーパス、Web上の有用なサイト等の特徴・使用上の注意点を紹介する。

4.『長生殿』選読
※選読箇所を選定後、担当を割り当てるので、受講生はそれぞれの担当について、校訂・原文の現代中国語音による音読(または漢文訓読による書き下し)・日本語訳・語注等をレジュメにまとめ、発表することが求められる。

5. まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
原則として古典中国語(漢文)または現代中国語の能力をそなえていること、授業で紹介する辞書類・レファレンスブックを利用し十分な予習を行った上で出席できることが履修の条件である。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
演習形式であるので、授業に参加するに当たっての準備、授業における発表・発言を重視する。工具書類・注釈を活用して自身の示す解釈に至る道筋を論理的に説明する力がついているか(70%)、さらに作品の歴史的背景や中国古典籍に関する基礎的知識が身についているか(30%)も併せて評価する。
教科書・テキスト
Textbook
プリントを配布する。
参考書
Reference Book
工具書ガイダンス及び授業時に適宜紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業に参加する学生は全員(担当者以外も)その日の授業で進む箇所について、各種辞書、レファレンスブック類を丹念に調べ、予習を行うこと。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-3)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向・オンデマンドの併用