授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | この授業では国際社会学、特に国際移動をめぐる諸概念・理論についての基礎的理解力を養う。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is to provide students with a general overview of the basic themes and issues in international sociology, particularly in studies of ethnicity and nationalism. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 日本の事例研究の検討を通じて、エスニシティやナショナリズム、移民・難民に関するアクチュアルな問題についても、応用的視座を培うことを目標とする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 日本は「単一民族」で構成された「非移民国家」であると考える人々は現在も多く、一般的には、「日本人」と「外国人」の境界は自明なものと想像されている。この境界線が近代国民国家形成の中で社会的に形作られてきた経緯を、特に沖縄やアイヌの人々、第二次大戦中の朝鮮半島や台湾をめぐる問題に焦点をあてつつ考える。 初回はイントロダクションにあて、第二回目以降は沖縄史に関する映像資料を見ながらの議論、基本テーマについてのレクチャー、その後の講読を通して進めていく。
講読候補としては以下の文献を考えている:
・小熊 英二『単一民族神話の起源―「日本人」の自画像の系譜』新曜社 1995.
・ー『「日本人」の境界―沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮 植民地支配から復帰運動まで』 新曜社 1998.
・洪玧伸『[新装改訂版]沖縄戦場の記憶と「慰安所」』 インパクト出版会 2022.
・マイク・モラスキー、鈴木 直子訳 『新版 占領の記憶 記憶の占領――戦後沖縄・日本とアメリカ』 岩波書店 2018. |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 特になし。一般にエスニシティ、多文化主義、マイノリティ、ジェンダーなどの分野に関心を持つ方の受講を歓迎する。ただし講読文献や関連資料は必ず読んだ上で出席し、議論に積極的に参加することが受講条件となる。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 議論への積極的な参加(50%) と講読文献の担当発表 (50%) を総合的に判断する。 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教科書は特に設定しないが、参考文献・講読文献候補リストを授業開始後に配布。 |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 講読文献は必ず読んだ上で参加すること。自分の担当箇所については、文献/資料を読み込み、レジュメを作成し、ディスカッション・ポイントを考える。また授業当日には参加者分の人数をコピーし、レジュメを配布すること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり) 授業は基本的に対面形式で行うが、新型コロナウイルス感染などの特別な事情によりZoom/Teamsなどのオンラインに切り替える可能性もある。また、やむを得ない事情で出席がかなわず、事前に申請があった場合にはオンライン受講も可能。 |
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