授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 日本美術史の専門的な内容について理解を深め、基礎段階から一歩踏み出した作品鑑賞力を高める。それを通じて、美術作品を通じた歴史理解についての技術を獲得し、教育や社会的コミュニケーション等に生かしていく。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course introduces the history of Japanese Paintings. The aim of this course is to help students acquire the fundamental skill for examining the history of Japanese Paintings. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 日本美術史についての専門的な知識を獲得し、より高度な内容を理解するための応用力を養います。但し、体系性を保つため、ある程度柱となるトピックに沿って概観してゆきます。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 主に講義形式で授業を進めます。日本の絵巻物に影響を与えた中国の画巻芸術、絵巻とは別の形で物語を表現する大画面説話画等、絵巻の周辺を固めながら、日本の絵巻について講義します。また絵巻は物語や説話など文学との関係も深いので、文学と絵画の関係の問題についてもお話しします。その上で、日本の絵巻を代表する「源氏物語絵巻」(徳川美術館・五島美術館)について各場面を細かく見てゆきます。 講義では、作品のスライド映写も行い、具体的な鑑賞のポイントをお話しし、作品の見方について初歩的な手法も説明します。 また、個々の作品分析から如何にして大きな歴史解釈の視点へと問題を展開してゆくかについても、様々な考え方について紹介します。主として以下の論題について講義を進めます。
1.絵巻物の起源としての中国の画巻芸術 2.日本における絵画と文学 3.日本における絵巻物発生(文献史料を中心に) 4.女絵の世界 5.「源氏物語絵巻」を考える基礎 6.「源氏物語絵巻」柏木グループの表現構造 7.「源氏物語絵巻」柏木グループ以外の諸画面の表現構造 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 主として期末のレポート試験により評価します。授業への参加度も30%程度考慮します。 授業の内容の理解度、それを踏まえた上で自らの議論を展開する応用力、自らの議論を展開する為に必要な文献や作品を発掘する検索力、実作品に触れた経験の深さ、その経験を的確に言葉に直すことの出来る表現力等を総合的に判断します。60点以上を合格とします。 極端に出席回数が少ない場合は、最終のレポート試験を提出しても採点対象外とする場合があります。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 辻惟雄『日本美術の歴史 補訂版』(東京大学出版会、2021年4月) 佐藤康宏『改訂版 日本美術史』(放送大学、2014年3月) 山下裕二・髙岸輝監修『日本美術史』(美術出版社、2014年4月) |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 美術史は教室の座学だけでは理解が十分に行き届きません。 社会的状況が許す限りにおいて、美術館・博物館・寺社等に足を運び、それぞれが実物を見る経験を積まれることを希望いたします。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用有り。 但し、期末のレポート試験を提出しなかった場合は、事前の届け出がなくとも「Wもしくは欠席」と致します。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 授業形態は以下の通りです。 A-1)対面授業科目(対面のみ) |
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