授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 飛鳥時代に日本に仏教が導入されたことは、日本の古代社会の変革の大きな要因となった。本講義では、古代寺院の立地や遺構、出土瓦やその生産組織等の考古学的分析から、とくに地域社会において、古代寺院の造営がどのようなインパクトを与えたのかについて考察することを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course introduces Historical Archaeology to students taking this course. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 考古学からみた古代寺院についての知識を取得することを目標とするとともに、授業の内容はもとより、講義者の研究のあり方が、自身の研究姿勢を考えるなんらかの手掛かりになることを期待している。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 基本的に以下の計画に沿って講義を進める。ただし、授業の進度や受講生の興味。理解度によって、適宜変更もあり得る。 第1回 イントロダクション:本講義における視座 第2回~第8回 国分寺造瓦組織に関する研究 第2回:国分寺の考古学的研究史と問題の所在 第3回:国分寺瓦の展開に関する事例研究(1)西海道 第4回:国分寺瓦の展開に関する事例研究(2)東海道 第5回:国分寺瓦の展開に関する事例研究(3)山陽道・山陰道・南海道 第6回:国分寺瓦の展開に関する事例研究(4)東山道・北陸道 第7回:国分寺の造営に関する考察(1)ー造営の進捗状況ー 第8回:国分寺の造営に関する考察(2)ー造瓦組織の編成ー 第9回~第14回 古代寺院に関する景観論的研究 第9回:古代寺院の立地研究と問題の所在 第10回:古代寺院の立地に関する事例研究(1)畿内以東 第11回:古代寺院の立地に関する事例研究(2)畿内以西 第11回:古代寺院の選地傾向についての考察 第12回:霊峰信仰・水源祭祀と古代寺院 第13回:古墳・祖先信仰と古代寺院 第14回:古代寺院をめぐる景観構成 第15回(補論) 日本考古学をめぐる現状と課題への私見 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | レポートによって評価する(100%)。レポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 日本考古学一般や、歴史考古学についての諸文献を読んでおくことが望ましい。また、遺跡や博物館に足を運び、本授業で扱う古代瓦などを含め、考古遺物を直接みておくことを推奨する。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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