学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教・博前
時間割コード
Registration Code
2220140
科目名 【日本語】
Course Title
学習心理学研究Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Psychology of Learning Ⅰ
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
中谷 素之 ○
担当教員 【英語】
Instructor
NAKAYA Motoyuki ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 金曜日 1時限
Spring Fri 1
対象学年
Year
1年
1
コース・専攻等
Subject
心理発達科学専攻
必修・選択
Required / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
主題:『よい論文』のための研究計画・論文購読入門

・心理発達科学研究に必要となる高度な専門的知識と研究遂行能力を習得するため、教育心理学研究において重要な考え方、リサーチスキルを身につけることを目的とする。
・専門課程で学ぶものであれば誰でも、『よい論文』を書くことは目指される目標であり、意義の大きな課題である。授業でのレポートあるいは学位を得るための論文として、『論文』を書くことが求められることは一般的である。しかし、学術論文の構成や読み方、そして自分がよい学術論文を書くために必要なこと、といった内容について学ぶ機会は多くはない。本授業では、受講生がよい論文を書くために、どのような知識やスキルが必要であるか、また独自の問題意識とは何かについて学ぶものである。これまで各界で評価された論文を購読し、その強み、価値はどこにあるかを議論することによって、論文のオリジナリティや学術的・実践的な意義について理解する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
For anyone studying psychology in graduate education, writing 'good papers' is a high goal and a significant issue as well. In this class, we will learn from published papers in the domestic prominent academic journals.Focusing on “why the papers were highly evaluated”, and “what the uniqueness or originality of the research”, we will read and discuss about important viewpoints and values of these prominent papers.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・教育心理学研究の意義・価値について理解し説明できる。
・高く評価される心理学研究の基準・観点について理解し主張できる。
・自身の研究主題に即して、テーマの意義と必要性を構成しプレゼンテーションできる。教育・学習・発達などの心理学領域で、国内の著名な学術誌に掲載された評価の高い論文の内容を理解する。その上で、なぜその論文は高く評価されたのか、独自性やインパクトは何かについて考え、学術論文の問題意識を検討する基礎を習得する。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
Through reading and discussing about highly evaluated papers in refereed academic journals such as learning, educational, and developmental psychology, you will understand their impact, originality, significance of these. Main goal is to understand and examine originality and impact of these referred papers.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1部 心理学研究とは何か
 テキストを基に、学術研究のための基礎的な知識、スキルや考え方を習得する。

第2部 よい論文とは
 何か高く評価されている論文には、どのような共通する特徴があるのか。またそれらの個々の違いはどこにあるか。学会賞受賞論文などを題材に、よい論文で評価される点や、論文として必要な要件は何かについて議論する。

第3部 よい論文を書くために
 これまでの学びを基に、よい論文を書くにはどのようなことが求められるかを考える。各自のテーマを基に考え、先行研究に基づいて、自身の主題・研究関心をプレゼンする。

 In this class, by subscribing and critically discussing scientific psychological papers published, we consider and understand what the requirements for good research are. Specifically, among the papers published in academic journals in the domestic psychology system, with respect to papers receiving particularly high evaluation (academic awards, etc.) , we discuss why those papers are highly evaluated, and what is strong point of it.
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
心理学について一般教養科目レベルの基本的知識を有していること
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
評価の方法:
授業への関与度(40%)・レジメ(30%)・最終課題(30%)
評価の基準:
・教育心理学研究の意義・価値の基本的理解
・高く評価される心理学研究の基準・観点の学習
・自身の関心に即した研究主題の立案と主張
Participation for class discussion 40%, Resume 30%, Reports of the papers 30%
教科書・テキスト
Textbook
指定しない
参考書
Reference Book
南風原朝和・下山晴彦・市川伸一 2000 心理学研究法入門 東京大学出版会
日本教育心理学会 2003 教育心理学ハンドブック 有斐閣
山田剛史・林創 2011 大学生のためのリサーチリテラシー入門: 研究のための8つの力 ミネルヴァ書房
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
テキストおよび授業で示す関連資料によく目を通しておくこと。発表レジメの作成に十分な時間をかけ、必要に応じて学生相互で確認すること。
注意事項
Notice for Students
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
不可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
授業開講形態等 対⾯授業を基本とし、一部遠隔授業(同時双方向型、Zoom)の併⽤を予定。いずれも授業に関する連絡事項はTACTサイトを使用する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)