学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教・博前
時間割コード
Registration Code
2220150
科目名 【日本語】
Course Title
学習心理学研究Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Psychology of LearningⅡ
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
中谷 素之 ○
担当教員 【英語】
Instructor
NAKAYA Motoyuki ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 1時限
Fall Fri 1
対象学年
Year
1年
1
コース・専攻等
Subject
心理発達科学専攻
必修・選択
Required / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
 変化する世界や社会情勢、そして現在の困難の多い状況のなかで、適応を保ちよりよく生活するために、動機づけは重要な要因となる。
 動機づけという研究テーマは、教育心理学はもちろん、発達心理学、パーソナリティ心理学、社会心理学、臨床心理学など、広くさまざまな心理学領域に関わる主題である。本授業では、動機づけにかかわるさまざまな領域の近年の研究の流れをレビューし、当該領域の研究のトレンドを知り、今後どのような研究のトピックやキーワードが求められるようになるか、受講生の関心も踏まえながら、議論していく。
 英語および日本語の最近の専門書や研究レビューに基づき、動機づけ研究の貢献の可能性について考えてみたい。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course deals with advanced learning and motivational psychology. The aim of this course is to help students acquire professional knowledge about the recent trends of academic motivational research.
In this course, some motivational psychology research in various field will be focused to understand and try to develop new ideas in these research. It also enhances the development of students’ interest in advanced learning and motivational phenomenon relating to education, human development, and human society.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・教育や発達などの心理学諸領域における動機づけ研究の近年の動向を学び、自身の研究関心や研究立案に活かす
・授業内容に即して発表者およびコメンテーターを複数回担当することによって、動機づけのメカニズムおよびその支援や介入とはどのようなものかについて考え、理解を深める。
・受講生各自の研究課題に照らして、学習や動機づけがそれとどのように関連し、どのような意味をもつのかについて考える。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
『動機づけ研究の近年の動向』をメインテーマとし、動機づけの心理学研究に関わる基礎的知見と諸領域での展開について学ぶ。

第Ⅰ部 動機づけ研究の近年のトレンド
 動機づけの諸理論に基づいて、特に最近の研究トレンドを扱っている“Advances in motivation and achievement”の、『変化するグローバル社会での教育における動機づけ』を主題にした最新刊を通して、動機づけ研究のトレンドを学び、理論や研究、実践への応用を考える。

第Ⅱ部 レビュー論文に学ぶ動機づけ研究のトレンド
 教育心理学、発達心理学を中心に、さまざまな動機づけ研究の領域における最近のトレンドを、ピア・レビュー論文を基に学ぶ。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
学習・教育等の心理学領域について学部専門レベルの知識を有していること
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
評価の方法:
 ・平常点(授業での発表、コメント、授業態度)(70%)および最終レポート(30%)
評価の基準:
 ・動機づけ研究の動向の基本的知識の習得
 ・動機づけ研究の動向に関する批判的・生産的検討 
 ・広く心理学研究の主題設定や方法論、動向に展開する探究心・能動的関心
教科書・テキスト
Textbook
Gonida,E. & Lemos, M. 2019 Motivation in education at a time of global change. Theory, research, and implications for practice. Advances in motivation and achievement, Vol. 20. WA:UK Emerald Publishing.
参考書
Reference Book
授業のなかで適宜紹介する
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
・テキストの該当部分をあらかじめ読み、概要を理解しておくこと
・発表の際の担当分について、内容を要約しレジメとして準備すること。
・授業の後半で、自身の研究関心に基づいて研究レビューを行い、授業時のプレゼンの準備をすること。
注意事項
Notice for Students
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面授業を基本とする。場合により、オンライン授業を併用する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
・質問はメールやTACTにて受け付ける
・TACTを用いたディスカッションや課題提出を設定する