学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教・博前
時間割コード
Registration Code
2211500
科目名 【日本語】
Course Title
高等教育マネジメント講義
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Higher Education Management
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
丸山 和昭 ○
担当教員 【英語】
Instructor
MARUYAMA Kazuaki ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 7時限
Fall Mon 7
対象学年
Year
1年
1
コース・専攻等
Subject
教育科学専攻
必修・選択
Required / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本授業では、組織論における主要な理論や概念に関する知識を習得したうえで、大学組織において生じている課題の整理と、課題解決に向けた考究に取り組む。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
In this class, students will acquire knowledge of the major theories and concepts in organization theory, sort out the issues that arise in universities, and engage in thinking about how to solve these issues.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
この授業では、次の能力を身につけることを目標とする。

・組織論における主要な理論や概念について、自ら適切に説明することができる。

・組織論における主要な理論や概念を用いて、大学組織において生じている課題を整理し、説明することができる。

・大学組織において生じている課題の解決の方針について、自分とは異なる立場からの見解も踏まえた上で、自らの考えを深め、その成果を説明することができる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
In this class, students will acquire the following abilities.

To be able to explain major theories and concepts in the field of organization theory.

To be able to sort out and explain issues that arise in universities by using major theories and concepts in organization theory.

To be able to deepen one's own ideas and explain the results of one's own thinking about policies for solving problems that arise in universities, taking into account views from different perspectives from one's own.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
・イントロダクション(本授業の説明)
・組織を構造的に理解する (ケース:組織再編を繰り返す事務局長)
・組織を人間関係から理解する(ケース:学生調査の項目を決める委員会)
・組織を政治活動から理解する(ケース:大規模私立大学における国際化推進事業)
・組織を文化の面から理解する(ケース:新任教員からみた大学の組織文化)
・組織と環境の関係を理解する(ケース:組織から影響を受ける教育学部の教員たち)
・組織における意思決定(ケース:場あたり的に揺れる意思決定)
・組織における動機づけとリーダーシップ(ケース:問題を抱えた図書館職員たち)
・組織におけるコンフリクト(ケース:インターンシップ先をめぐる対立)
・組織学習(ケース:ある公立大学における学生募集改革)
・大学のガバナンス(ケース:ある工科大学におけるカリキュラム改革)
・ケース・スタディを考える
・ケース・スタディの発表①
・ケース・スタディの発表②
・ケース・スタディの発表③
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
関連する科目:高等教育学(全学教育科目)
       大学論講義Ⅰ(教育学部専門科目)
(「高等教育学」「大学論講義Ⅰ」は高等教育論・大学論の基礎知識を学ぶ科目である。これらの科目を未履修であっても本科目は履修可能だが、高等教育論・大学論については一定の基礎知識を身に着けた上で、本科目を受講することが望ましい。そのため、高等教育論・大学論の基礎知識を授業外で学ぶための教材として、オンデマンド教材を提供する。各自の必要に応じて視聴のうえ、本科目を受講していただけるとありがたい。なお、オンデマンド教材については、後日、TACTを通じて提供する。)
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
本授業では、次の方法で評価する。
総点60点以上を合格とする。

・学期末レポート(主要理論や概念の説明を求める)(30%)

・ケース・スタディの発表(40%)

・各回の授業で作成する課題解決シート(30%)

履修取り下げの際は申し出ること。申し出がなくケース・スタディやレポートが未提出だった場合は「F」とする。
教科書・テキスト
Textbook
中島英博、2019年『大学教職員のための大学組織論入門』ナカニシヤ出版
参考書
Reference Book
小方直幸、2020年『新訂 大学マネジメント論』放送大学教育振興会
両角亜希子、2020年『日本の大学経営―自律的・協働的改革をめざして』東信堂
羽田貴史、2019年『大学の組織とガバナンス』東信堂

※この他の参考書は、授業の中で紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業で教員が指示する資料(リーディングス)を事前に読むことが、課外学習として必要になる。また、授業の後半では、受講生自身の研究課題に基づくケース・スタディを作成し、それに基づいて受講者間で議論をする、といった演習を予定している。そのため、ケース・スタディの発表に向けて、各自が課外学習で準備を進めることが必要となる。詳細な内容は授業の際に提示する。
注意事項
Notice for Students
グループ・ディスカッションや、グループ・ワークを予定しているので、これらに対応できるよう出席を重視する。受講者間での議論の内容は、お互いにとっても貴重な学習資源である。大学での学習のルールを尊重し、共に学びあう雰囲気に貢献する姿勢を意識して、各回の授業に参加してもらえると大変嬉しい。なお、受講者の関⼼や授業の進捗に応じて、授業の内容とスケジュールを調整する可能性がある。
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面・遠隔(同時双方向型)の併用とする。 遠隔授業はZoomで行う。連絡、質問対応、資料共有はTACTを用いて行う。詳細は授業の際に説明する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)