学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・博前
時間割コード
Registration Code
2301950
科目区分
Course Category
法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】
Course Title
行政学基礎研究
科目名 【英語】
Course Title
Fundamental Studies in Public Administration
担当教員 【日本語】
Instructor
深谷 健 ○ 森川 想
担当教員 【英語】
Instructor
FUKAYA Takeshi ○ MORIKAWA Sou
単位数
Credits
4
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 3時限
春 月曜日 4時限
Spring Mon 3
Spring Mon 4
対象学年
Year
1年
1
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
 本授業では、現実日本の行政活動を理解する上での基礎となる行政学の考え方を学ぶ。
 我々にとって「行政」とは、おそらくは比較的よく聞く言葉ではあるものの、実際にはあまりよくわからない存在でもあるのではないか。時に行政の不祥事や政策対応の遅れが問題になることもあれば、他方で、我々の日常生活を支える重要な基盤を提供しうるのも、また行政である。民主主義社会において、こうした行政と政治は一体どのような関係にあるのだろうか。また、そもそも行政はどのように組織的に運営されているのだろうか。あるいは、行政は社会といかに関わっているのか。行政学の基礎概念から個別具体的な素材との関連性を意識することで、ともすると遠いようで実は近い存在である行政への接近を試みる。
 なお、本授業は、前半と後半で担当者が変更となる。6月初旬までの前半部分を制度・組織管理に関する講義内容とし、6月中旬以降の後半部分で政策に関する内容を重点的に講義することが予定される。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
(1)学問体系としての行政学の基礎概念を学び、理解すること。
(2)現実の政治・行政活動への理解を深めること。
(3)願わくば、行政学の学問的理解の中で蓄積された考え方を用いて、現実の政治・行政活動を説明できるよ
うになることが望ましい。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1回 ガイダンス:行政と行政学
第2回 行政国家の成立と展開
第3回 行政学の問題関心(1)
第4回 行政学の問題関心(2)
第5回 現代国家の政府体系
第6回 日本の統治の仕組みとその特徴:内閣制度
第7回 官僚制を理解する(1):合理的な組織形態の意義
第8回 官僚制を理解する(2):決定と情報
第9回 現代日本の行政組織への接近(1)
第10回 現代日本の行政組織への接近(2)
第11回 現代公務員制と組織管理:組織を適切に運営する手法
第12回 行政組織と情報技術:その効率化をめぐって
第13回 行政の国際的標準化について考える                                                        第14回 前半まとめ
第15回 政策論・導入
第16回 政策形成・政策立案(1)
第17回 政策形成・政策立案(2)
第18回 政策形成・政策立案(3)
第19回 政策資源の活用(1)
第20回 政策資源の活用(2)
第21回 政策決定(1)
第22回 政策決定(2)
第23回 政策実施(1)
第24回 政策実施(2)
第25回 政策モニタリング(1)
第26回 政策モニタリング(2)
第27回 政策過程の変容(1)
第28回 政策過程の変容(2)&後半まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特になし。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
最終レポート試験課題80パーセント、中間課題20パーセント(前半と後半で各1回、計2回)で評価する。
教科書・テキスト
Textbook
西尾勝(2001)『行政学【新版】』有斐閣                                              *毎回、担当者から資料が配付される予定である。
参考書
Reference Book
伊藤正次・出雲明子・手塚洋輔(2016)『はじめての行政学』有斐閣
曽我謙悟(2022)『行政学』有斐閣
西尾勝(2001)『行政学』有斐閣
真渕勝(2020)『新版 行政学』有斐閣                                                原田久(2022)『行政学』法律文化社
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎週、次回への問題提起も含めた資料を配付するため、授業後にその復習と次回への予習を行うこ
と。(90分)
また、個別にコメントを求める課題が提示された場合には、授業の復習として取り組み、期日までに対応するこ
と。(90分)
注意事項
Notice for Students
授業の内容は、進捗に応じて変更されることがあります。授業進行過程でご案内しますので、あらかじめご了承ください。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
本授業は前半と後半で担当者が異なるものの、その内容は連続している。また、対面・オンライン併用型の授業形態となる。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
必要に応じて適宜オンライン授業に変更されることもありえるため、担当者からの案内をその都度確認すること