授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本講義ではゲーム理論の基礎知識と産業組織論の分析ツールの基礎について解説する。それらの理解とともに、既存の理論研究におけるモデルの理解や自分の論文作成における数学的記述ができることを目指す。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course aims to provide students with the essential knowledge for reading theoretical papers and the skills to develop theoretical models by themselves. To this end, this course is designed to provide basic concepts and tools in the game theory and the industrial organization. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ゲーム理論および産業組織論の基礎概念、モデルの定式化、数学的記述、定理の証明手順・手法について熟知するとともに、自身の持つ知識をもとにして与えられたゲーム的状況を適切にゲーム理論的に表現し関連する均衡を正しく導き出すことができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1.必要となる数学の確認 2.ゲームの表現(教科書:第7章A、B、C、D) 3.戦略の支配と合理化可能戦略(教科書:第8章A、B、C) 4.ナッシュ均衡(教科書:第8章D) 5.混合戦略ナッシュ均衡の存在(教科書:第8章D) 6.不完備情報ゲーム(教科書:第8章E) 7.逐次合理性、後ろ向き帰納法、部分ゲーム完全均衡(教科書:第9章A、B) 8.続きと例を用いた分析(教科書:第9章B) 9.部分均衡の復習と独占(教科書:第12章A、B) 10.独占均衡にかかわるいくつかの数学的な定式化(教科書:第12章A、B) 11.同質財・異質財ベルトラン競争(教科書:第12章C) 12.クールノー競争(教科書:第12章C) 13.クールノー競争にかかわる技術的・数学的な手法 14.ホテリングモデル(教科書:第12章C) 15.(応用)混合寡占と部分民営化(Matsumura, 1998, JPubE) |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 上級価格理論Iを履修していることが望ましいが、未履修であっても受講は可能である。ただし、そこで求められていた数学やミクロ経済学の基礎知識は必須である。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 期末試験(70%)、単元ごとに提示される課題(30%)で評価する。 |
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教科書・参考書 Textbook/Reference Book | | Andreu Mas-Colell, Michael D. Whinston, and Jerry R. Green, Microeconomic Theory, New York: Oxford University Press, 1995 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回の授業前に配布資料と教科書の該当箇所を読み込んでくる。授業後は、授業で学習した概念や定理の主張・証明の再確認をするとともに、関連する論文を読んで理解を深めることに努める。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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質問への対応方法 Office hour | | 基本的に授業後に受け付けるが、メールでの質問も受け付ける(y-tomaru@mecl.chukyo-u.c.jp)。あるいは、本務校の中京大学が近隣にあることから、質問のために研究室を訪問してくれても構わない。ただし、その場合、不在の場合もあるので事前にメールでアポイントメントを取ってほしい。 |
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