授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 科学、技術と社会はさまざまな形で関係している。
「科学技術社会論」とは、このさまざまな関係性を研究する分野である。科学技術社会論は広範な学問であり、その中には科学、技術だけでなく、社会学、人類学、教育学、政治学、哲学なども含まれる。このため、
科学技術社会論において科学、技術と社会の多様な関係を分析される際には、その関係を分析する視点も、さまざまな学問の知見を利用した多様なものとなる。
さらに、科学技術社会論が扱う問題には、科学、技術と社会がどのように関係しているのかという記述的な問題だけでなく、それらはどのように関係すべきなのかという規範的な問題も含まれる。
本授業では、科学技術社会論についての基本的な知識を身に着け、その知識を用いて具体的な事例を分析する初歩を学ぶ。
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Science, technology, and society are related in various ways. Science, Technology, and Society (STS) is a field that studies these various relationships.
STS is broad in that it includes not only science and technology, but also sociology, anthropology, education, political science, philosophy, and other fields.
Therefore, when STS analyzes the various relationships between science, technology, and society, it may adopt a range of different perspectives, drawing on knowledge and insights from a variety of academic disciplines.
Furthermore, STS addresses not only the descriptive issue of how science, technology, and society are related but also the normative issue of how they should be related.
In this class, students will acquire basic knowledge of STS, and learn how to use this knowledge to analyze individual cases.
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | (1) 科学技術社会論という学問についての基礎的な知識を身につける。
(2) 科学技術社会論内の幾つかの分析手法を学習する。
(3) これらの知識と分析手法を具体的事例に適用し、自分の分析を述べられるようになる。
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | (1) To acquire basic knowledge of STS.
(2) To learn different methods of analysis in STS.
(3) To develop skills in applying these methods of analysis to individual cases and discussing the results of analysis.
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本授業では、最初に科学技術社会論がどのような学問であるのかについての基本的な理解を身につける。科学技術社会論は広範な学問であるため、とくに「科学、技術と価値」に関わる問題に焦点を絞り、科学が価値中立的なのかという点についての理論的考察を主に学ぶ。それから、実際に科学、技術と社会的、政治的、倫理的、認識的価値がどのように絡み合っているのかを具体的な事例に基づいて学習する。
1 「科学技術社会論とは何か」
2 「科学技術と価値:科学技術は価値中立的なのか」
3 「事例研究:さまざまな価値はどのように科学技術と関係するのか」
授業は最初の数回を除き、学生自身に英語の読書課題の要約を発表をしてもらい、それについて皆で議論しながら進める。
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 講義中に少なくとも1回、英語の授業課題の要約を発表してもらう(30%)。これに加え、期末レポート(70%)、合計100点満点で評価する。成績評価基準については全学のそれに準拠する。
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教科書・参考書 Textbook/Reference book | | 読書課題を配布する。必ず読書課題を読んだ上で、授業に参加すること。
参考図書は以下の通り。
藤垣裕子(責任編集) (2020) 『科学技術社会論の挑戦1 科学技術社会論とは何か』, 東京大学出版会.
Elliott, Kevin C. & Steel, Daniel (eds.) (2017) Current Controversies in Values and Science, Routledge.
Gonzalez, Wenceslao J. (ed.) (2015) New Perspectives on Technology, Values, and Ethics: Theoretical and Practical. Springer.
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎週課される読書課題を読んだ上で、授業に参加する。期末レポートの作成にあたっては、配布する書き方ガイドにしたがって、研究、調査を行った上で作成する。
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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