学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博後
時間割コード
Registration Code
4032407
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
文化動態学
科目名 【日本語】
Course Title
博士論文研究Ⅳa
科目名 【英語】
Course Title
PhD Thesis Seminar IVa
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMSC7007J
担当教員 【日本語】
Instructor
鶴巻 泉子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TSURUMAKI Motoko ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 火曜日 3時限
Spring Tue 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
集合的記憶をめぐって


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
この授業では、歴史と記憶をめぐる基本的な諸問題を、社会学的関心から出発して議論する。同時に、受講者が自分自身の研究を改善していくための議論の場を提供する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of the course is :
(1) to provide students with a general introduction to the issues of collective memory from a sociological perspective
(2) to help students improve their research and proposal skills.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
歴史社会学の基礎的視座を獲得し、自己の専門領域や現在私たちを取り巻く事象の分析についても応用可能な発想と想像力を養う。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
この授業では春学期・秋学期とも同じテーマを扱うため、一年を通じた受講が望ましいが、半期のみの受講も可能。

春学期・秋学期とも、

(1)まず授業開始から2ヶ月間ほどの間、教科書・テキスト欄に挙げた文献の中から参加者の関心に応じて何冊かを選び講読と議論を行う。近年の社会学と歴史学の関心が非常に密接に関連した形で現れると思われる、集合的記憶をめぐる問題群に焦点をあてる。

(2)その後、毎回参加者それぞれが自分自身の研究発表を行い、論文執筆のための問題設定や研究対象の限定、文献や資料収集、方法論などについて議論していく。

歴史、そして歴史について語るとは何か。記憶と歴史はどのような関係にあるのか。大きなトラウマの記憶—例えば戦争、植民地支配—について、私たちは何を想起し、何を忘却するのか、そこで言う「私たち」とは、どのような集団か。個人的な記憶と、集合的な記憶の関係はどのようなものか。この授業では、1年を通して、特に社会学的なアプローチから記憶をめぐる問題を考える。春学期には「古典」と目される著作の講読を中心とし、秋学期には、幾つかの具体的テーマについて、国際的な比較をする予定.。

春学期については、以下の書籍を購読対象とする予定であるが、受講者の方の専門関心によっては変更もあり得る。

(1)E. H. カー『歴史とは何か』
(2)B. アンダーソン『想像の共同体』
(3)M. アルヴァックス『集合的記憶』
(4)A. アスマン『記憶のなかの歴史―個人的経験から公的演出へ』
(5)P. ノラ『記憶の場』(一部のみ)
(場合によってはさらに:(6)P. リクール『記憶・歴史・忘却』(一部のみ))
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
テーマに関心のある方であれば専門に関係なく受講可能。
初回の授業はイントロダクションとし、授業の概要を説明する。
講読の際には、テキストを前もって熟読し、議論に積極的に参加する必要がある。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
毎回の授業での議論と、授業での発表内容とを総合的に判断する。60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
(1)E. H. カー『歴史とは何か』
(2)B. アンダーソン『想像の共同体』
(3)M. アルヴァックス『集合的記憶』
(4)A. アスマン『記憶のなかの歴史―個人的経験から公的演出へ』
(5)P. ノラ『記憶の場』(一部のみ)
(場合によってはさらに:(6)P. リクール『記憶・歴史・忘却』(一部のみ))
参考書
Reference Book
授業中に適宜指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講読については、必ず文献を自宅で読み込んだ上で授業に出席する必要がある。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり)
基本的には対面を予定しているが、新型コロナウィルスの感染状況等によりTeams/Zoom等を用いたオンライン形式に切り替える可能性もある。連絡はTACTを経由したメールで行うため、こまめにTACTやメールをチェックする必要がある。
また授業は対面が中心ではあるものの、やむを得ない事情でオンラインで参加する方々のために対面の場合であっても「中継」をする予定。