学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・博後
時間割コード
Registration Code
4300840
科目区分
Course Category
法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】
Course Title
刑法基礎研究ⅠA
科目名 【英語】
Course Title
Fundamental Studies in Criminal Law ⅠA
担当教員 【日本語】
Instructor
齊藤 彰子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SAITO Akiko ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 木曜日 5時限
Spring Thu 5
対象学年
Year
1年
1
授業形態
Course style
演習
Seminar


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
 本演習では、刑法の基礎的知識を修得するとともに、指定のテキストで解説されている事例問題を取り上げて、その解決について多角的に考察します。プレゼンテーションおよびディスカッションを通じて、現実の問題を解決するために実践的に思考する能力を培います。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
 In this seminar, students will learn the basic knowledge of criminal law and examine the solution of the case problems from various angles, which are treated in the designated textbook. Through presentations and discussions, students will cultivate the ability to think practically to solve actual problems.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
 法律の学修には、基本的な法的概念や重要論点の理解が必要であることはもちろん、それを前提としたうえで、それらを具体的な事例に適用して妥当な解決を導く能力を身につけることもまた必要です。そこで、指定テキストを素材として、刑法における重要問題についての理解を深めるとともに、具体的な問題解決のための思考力を身につけることを目標とします。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
 演習は、担当者による報告に基づく議論という形で行います。テキストは、各回ごとに、設例、Checkpoints、Lecture、Materialsからなっており、Checkpointsにおいて、設例において特に注目すべき重要な事実や、検討に値する法的問題が、Lectureにおいて、判例・通説に基づく、設例についての簡単な解説が、Materialsにおいて、設例を検討するうえで参考となる判例・文献が挙げられています。報告では、CheckpointsおよびLectureを参考に、設例に含まれる刑法上の問題点を抽出して、解説を加えたうえで、最後に、報告者自身の考えを述べてもらいます。以上のような報告の後、テキストおよび報告の内容について、疑問点、意見等を出席者から出してもらい、議論します。
 初回に報告担当者を決めますので、テキストを購入のうえ、初回に持参してください。報告は、各学年1名ずつの3人一組で行ってもらう予定です。報告準備の際には、3、4年生は、講義で初めて刑法を学びながらゼミを受講する2年生をしっかりとサポートしてください。
 受講生は、ゼミ前にテキストを一読し、理解できなかった部分を明確にしたうえでゼミに臨み、予習段階での疑問点をすべて解消してから帰ることを目標に、ゼミでの議論に積極的に参加して欲しいと思います。
 通常の演習の時間外の行事として、例えば、他の刑事法ゼミと合同で、刑事施設や裁判所等の見学、例年11月下旬から12月上旬に開催される東海学生刑法学会(名古屋圏の諸大学の刑事法ゼミ学生による合同討論会)への参加などを予定しています。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
 刑法基礎研究ⅠBとの連続性を前提としているので、通年受講してください。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
 報告担当回における報告内容や質疑応答(50%)、報告担当回以外のゼミでの発言など、ゼミにおける議論への参加(50%)に基づいて評価します。
 各評価項目につき、上記到達目標の達成度に基づき評価します。
【2019年度以前入学者】
 A:非常に優れている
 B:優れている
 C:最低基準を満たしている
 F:最低基準に満たない
【2020年度以降入学者】
 A+:際だって優れている
 A:非常に優れている
 B:優れている
 C:一部の到達目標において良好な成果を示したが、重要な欠点も見られる
 C-:最低基準は満たしているが、それを超える良好な成果を示してはいない
 F:最低基準に満たない

 報告担当回を欠席した場合には、原則として単位は認定されません。
教科書・テキスト
Textbook
 井田良・佐伯仁志・橋爪隆・安田拓人『刑法事例演習教材〔第3版〕』(2020.12、有斐閣)
参考書
Reference Book
 必要に応じて、授業中に指示します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
 受講生は、ゼミ前にテキストを一読し、理解できなかった部分を明確にしたうえでゼミに臨んでください。予習の際には、CheckpointsおよびLectureを読む前に、設例について、どのような法的問題が含まれ、どのように解決すべきかを、まず自分で考えてみるようにして下さい。 
注意事項
Notice for Students
COVID-19問題により遠隔授業となる可能性があります。その場合、Teamsを利用する予定です。
大学からの通知等に注意し、シラバスやTACTにおける情報更新の有無をこまめにチェックするようにしてください。
受講希望者は、必ず事前にメールで連絡してください。
事前連絡の期限は、4月6日(木)とします。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)