学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・博後
時間割コード
Registration Code
4301080
科目区分
Course Category
法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】
Course Title
法社会学基礎研究Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Fundamental Studies in Legal Sociology Ⅰ
担当教員 【日本語】
Instructor
原田 綾子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HARADA Ayako ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 金曜日 3時限
Spring Fri 3
対象学年
Year
1年
1
授業形態
Course style
演習
Seminar


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
法社会学は、社会の中での法の働きを把握し、分析し、理論的検討を行う学問である。講義ではまず、法社会学の研究課題と様々な研究アプローチについて解説する。そのうえで、法社会学が主な研究対象としてきた「法意識」、「民事紛争過程」、「法律家」、「裁判」、「ADR」などのテーマに沿って、日本社会における法の働きの特徴や問題点について概説する。比較法の視点も取り入れるため、外国(主にアメリカ)の状況についても適宜言及することにしたい。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Sociology of law studies the actual work of law and legal system. This lecture provides the general explanation of various approaches and topics of sociology of law . Then we will focus on the research developments in specific areas including law consciousness, dispute resolution process, legal professions, adjudication, ADR, etc.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
受講者には、法社会学研究がもたらす具体的な知見や視点を通して、日本の法システムの現実の姿について認識を深め、その特徴や問題点を理解し、これからの法システムのあるべき姿について自ら考えていくための基礎的な力を身につけてもらいたい。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
Students will have the ability to critically analyze the reality of Japanese legal system from the perspective of sociology of law.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1
イントロダクション
法社会学が研究対象とするもの:「社会における法の働き」の意味
予習用教材を読んでおく。

2
イントロダクション
法社会学が研究対象とするもの:「社会における法の働き」の意味 (続)
予習用教材を読んでおく。

3
法の使用(1)
紛争の展開
予習用教材を読んでおく。

4
法の使用(2)
川島武宜『日本人の法意識』
予習用教材を読んでおく。

5
法の使用(3)
川島法意識論への批判
予習用教材を読んでおく。

6
法の使用(4)
民事訴訟件数の経年変化とその要因
予習用教材を読んでおく。

7
法律家(1)
弁護士という職業
予習用教材を読んでおく。

8
法律家(2)
法曹人口問題、法曹養成制度
予習用教材を読んでおく。

9
法律家(3)
裁判官のキャリアシステム
予習用教材を読んでおく。

10
紛争処理の仕組み(1)
ADR
予習用教材を読んでおく。

11
紛争処理の仕組み(2)
民事裁判の目的・機能
予習用教材を読んでおく。

12
法と社会変動

予習用教材を読んでおく。

13
法社会学という学問、その課題

予習用教材を読んでおく。

14
法社会学の研究方法
法社会学の研究方法
予習用教材を読んでおく。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
後期の「特殊講義:変容する社会と法」は「法社会学」の続編的位置づけの講義ですので、あわせて受講することをお勧めします。「変容する社会と法」を先に受講していただいても構いません。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
期末試験による。期末試験を欠席した者は「欠席」とする。C-またはC(該当する場合)以上を合格要件とする。現代日本社会と法システムのあり方について、授業を通して得られた知識や経験に基づいて論理的に考察し論述できることを合格の基準とする。
教科書・テキスト
Textbook
指定しない。各回に予習文献を提示する。
参考書
Reference Book
佐藤岩夫・阿部昌樹編著『スタンダード法社会学』北大路書房(2022)
その他、講義中に適宜紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習用の教材を読んでから講義に参加すること。
注意事項
Notice for Students
授業に関するアナウンスはNUCTを通じて行います。NUCTの本授業のメンバー登録について個別の対応が必要な方は、担当教員に連絡してください。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)