授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 刑事司法制度が直面している現代的な問題を扱う。裁判員裁判制度、被害者の訴訟参加、2016年刑訴法改正により新設された制度、医療と刑事法の関わり等について講述し、履修者に各問題点についての正確な理解を得てもらうことが本講義の目的である。その目的を達成するため、検察官、弁護士、医学系教員等、当該各分野の専門家の協力を得て運営する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | (1)被害者の訴訟参加(や被害者の保護・支援)について理解する。
(2)裁判員裁判や公判前整理手続について理解する。
(3)刑事手続のIT化について理解する。
(4)2016年刑訴法改正により新設された制度(取引的司法にかかる制度を含む)について理解する。
(5)医療・医学と刑事法の関わりについて理解する。
(6)法医学、法精神医学、生命倫理の基礎について理解する。
総じて、刑事司法制度が直面している現代的な問題について思索を深める。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 以下の内容を取り扱う。
●刑事司法への被害者参加1
●刑事司法への被害者参加2
●刑事司法への被害者参加3【被害者講演】
●裁判員裁判、公判前整理手続
●2016年刑訴法一部改正をめぐる問題点1
●2016年刑訴法一部改正をめぐる問題点2
●刑事手続のIT化
●司法精神医学概論
●精神医学と法のinterface
●精神鑑定
●鑑定における刑事責任能力の評価
●医療と司法の狭間
●法医解剖と法医鑑定:薬物鑑定を中心として
●日本の死因究明システム
●医療事故と医療過誤 【以上15回】
○期末レポート及び講評
※上記の並びに沿った形での検討順になるとは限らないので、受講に際しては、各講義回の講義日・担当者等につき、TKCシステム(法科大学院教育研究支援システム)の方で必ず確認すること。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 刑法基礎Ⅰ・Ⅱ、刑法演習Ⅰ・Ⅱ、刑事訴訟法Ⅰ・Ⅱを履修していること【単位を取得できていることが望ましいが、それを必須の要件とするものではない】。2年コースの学生は、刑法基礎Ⅰ・Ⅱにつき履修しているものと見做す。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 期末レポート50点、小テスト・レポート30点、各講義における発言等(欠席状況を含む)20点。
成績評価(合否判定及び成績の区分)は名古屋大学法科大学院が教育課程方針に基づいて策定した評価基準に従って行う。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教科書は特に指定しない。
各講義回につきTKCシステムの方で参考資料の指示が出るので、それに従うこと。 |
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参考書 Reference Book | | 参考書も特に指定しない。
上記同様TKCシステムの方で出される指示に従うこと。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | TKCシステムで提示される授業詳細、レジュメその他の参考資料・参考文献の精読。 |
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注意事項 Notice for Students | | 上記科目担当教員が4回講義を担当するほか、石井晃先生、入谷修司先生、安田拓人先生に講義をご担当いただく。また、対面あるいは遠隔の形で全国被害者支援センターとの連携の下、被害者の方にご講演をいただく予定である。なお、被害者講演以外の講義回においても遠隔【Zoom等】の形で講義が実施されることがあるので、TKCの「お知らせ」等で確認すること。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学法科大学院ホームページの「News」に掲載する。
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、TKCシステムの授業サイトで案内する。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | 遠隔授業になる場合は、Zoom等により行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。
・教員への質問は、上記「質問への対応方法」記載の形で行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、TKCシステム上で行うことができるので、必要に応じて活用すること。 |
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