学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
学部
時間割コード
Registration Code
0035116
科目名 【日本語】
Course Title
言語学入門
科目名 【英語】
Course Title
Introduction to Linguistics
使用言語
Language Used in the Course
日本語
担当教員 【日本語】
Instructor
李 澤熊 ○
担当教員 【英語】
Instructor
LEE Tack ung ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅲ 金曜日 1時限
III Fri 1


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
人間は言語を使って考え,言語でコミュニケーションをとって生きています。人間が人間として生きるのに,言語は欠くことができません。しかし,人間にとって当たり前の存在である言語には不思議なことも多いです。この不思議なことを考えることを通して,言語とは何なのかを考えることが本授業の目的です。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
Humans use language for thinking and for communication. Language is indispensable for them to live as humans. However, though it is thought to be a natural part of human life, there are many strange things about language. The goal of this course is to consider what language is by thinking about these mysterious things.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
この授業を通じて、学生が以下の能力を身につけていることを目標とする。

(1)言語学の基礎知識を身につけることができる。
(2)様々な言語現象を深く理解し、資料を用いて自分の言葉で説明することができる。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
Through this lecture, the students will be able to:

(1) acquire fundamental knowledge of linguistics.
(2) deeply understand various linguistic phenomena and explain in their own words using materials and notes as reference.
教科書
Textbook
・前半の授業:ハンドアウト配布
・後半の授業:『日本語の意味研究の新たな扉を開く-意味分析の方法と実際-』、開拓社、李澤熊 (2020) 、ISBN978-4-7589-2293-7 ※貸出可能(方法については授業中に説明する)
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業資料や参考書の該当箇所を予習して授業に出席すること。
注意事項
Notice for Students
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
皆さんは、「彼にとっては赤子の手を捻るようなものだ」という表現からどのようなイメージが浮かびますか。おそらく「容易」「簡単」というようなイメージが最も強いと考えられます。
一方、同じことを外国人留学生に聞いてみると「残虐」「酷い」というようなイメージを持つ者が多いようです。このような違いはどこからくるのでしょうか。

また、「内容的に重なる(ダブる/かぶる)部分が多い」にはどのような違いがあると思いますか。

さらに、「リンゴが腐る」と「官僚が腐る」は意味的にどのような関連性があるのでしょうか。

この授業では、日本語母語話者が普段なかなか気づかない日本語の様々な現象について、認知言語学、対照言語学などの観点を視野に入れ、豊富な実例を基に、多様な角度からその意味解釈のメカニズムも一緒に考えます。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)
対面授業の場合の講義室は、時間割B表(名大ポータル>教養教育院ページ掲載)を確認すること。