学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
学部
時間割コード
Registration Code
0014418
科目名 【日本語】
Course Title
化学基礎Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Fundamentals of Chemistry I
使用言語
Language Used in the Course
日本語
担当教員 【日本語】
Instructor
ウヤヌク ムハメット ○
担当教員 【英語】
Instructor
UYANIK Muhammet ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅰ 木曜日 4時限
I Thu 4


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
化学は物質とその変化を扱う学問領域であり,広く理系分野の基礎となります。その対象は,原子から,様々な分子,高分子,固体,液体,さらに生体に存在する物質や地球環境に存在する物質,また,宇宙を形成している物質にまで及びます。私達は,様々な物質に囲まれ,これらを活用して生活を営んでいるので,物質とその振る舞いについての理解は重要です。化学基礎Ⅰ,Ⅱは,通年で連続して受講することにより,原子,分子などの物質の基本的単位がどのように組み立てられるかをはじめとして,様々な物質の構造とそのはたらき,物質へのエネルギーの出入り,化学反応の進み方,さらには生命現象や生活と物質とのかかわりなど,化学の基本的事項と魅力を体系的に学べるよう計画されています。  
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
Chemistry is a discipline that deals with substances and their changes, and is the basis of a wide range of science fields. The targets range from atoms to various molecules, macromolecules, solids, liquids, substances existing in living organisms and global environment, and also forming the universe. We are surrounded by various substances, so it is important to understand substances and their behavior.
Fundamentals of Chemistry I and II designed to be taken consecutively throughout the year, include how the basic units of substances such as atoms and molecules are assembled, and also deal with the structures and functions of various substances. It is planned to systematically learn the basics and attractiveness of chemistry, such as the inflow and outflow of energy, the progress of chemical reactions, and the relationship between life phenomena and substances.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
1)現代における化学基礎の重要性とその背景にある実験的および理論的な根拠、2)原子の構造ならびに集積された化学知識の体系である周期表が原子の構成原理から導かれる帰結であること、3)分子の構造と化学結合の生ずる理由や分子構造の決定の原理を、量子化学的な立場から基礎的範囲を理解出来ることを到達目標とする。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
To be able to understand the basic range of (1) the importance of the fundamentals of chemistry and the experimental and theoretical rationales behind them, (2) the structure of the atom and the periodic table, which is a system of accumulated chemical knowledge, a consequence of the principles of atomic composition, (3) the structure of molecules and the reasons for the formation of chemical bonds and the principles for determining molecular structures.
教科書
Textbook
「理工系学生のための化学基礎 第7班」野村・川泉共編 学術図書出版社、ISBN 9784780605976
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎回、予習復習をしっかり行うこと。
注意事項
Notice for Students
学部授業との兼ね合いから本講義の2年次での再履修が不可能となる場合がある。他学部向け化学基礎1による再履修は認められていない。 講義内容や情報伝達のためにTACTを利用する。特に開講期間中および再試験実施期間は、必要に応じて随時チェックすること。TACTでのみ伝達している情報があるので十分注意すること。
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
化学の知識を使わずに、最先端の科学(サイエンス)や技術(テクノロジー)の面白さや不思議さを理解し、説明することは難しい。理系の大学生活 の勉学の醍醐味は、なんと言っても今まで味わったことの無い学部4年時からの研究室生活にある。そこでは世界の最先端に触れる学問・研究の面白さを身をもって経験することになる。まずはその机上準備として、理科全般の総合力に通じるものの理や考える力など、土台となる化学の基礎を幅広く学習する必要がある。化学の基礎としては、物理化学、量子化学、有機化学、無機化学があげられる。化学基礎1では、化学の基礎中の基礎である「原子の構造」・「周期表」を深く理解することが目的の一つである。物理的な内容を加えて、初めて学ぶであろう量子化学の内容を多く含んでいる。暗記で通り過ぎた高校化学の当該分野と異なり、大学ならではの、新しいものの見方や初歩の考え方を通して、化学を学ぶ基礎力を養ってほしい。授業終了後や平日の質問、研究室訪問(工学部1号館724号室)なども歓迎する。
評価方法については本シラバスに記載のとおりである。教科書の内容は当初大変平易であるが、化学基礎1の範囲における後半は、量子化学を含むこれまで慣れ親しんでこなかった内容を多く含むようになる。こうしたことから、中間試験で大変良い成績でも、油断したあまり期末試験の成績が急降下する者が多く見られる。授業の内容が理解出来るようになるには、授業時間だけでは足りない。内容のウェイトに応じて、的確に勉強量を変化させ、こまめにかつ十分に予習復習する必要がある。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)
基本的には対面のみで実施予定ですが、必要に応じてオンラインで実施する場合はTACTのお知らせにて指示する。
対面授業の場合の講義室は、時間割B表(名大ポータル>教養教育院ページ掲載)を確認すること。