学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
学部
時間割コード
Registration Code
0021418
科目名 【日本語】
Course Title
物理学基礎Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Fundamentals of Physics II
使用言語
Language Used in the Course
日本語
担当教員 【日本語】
Instructor
谷村 省吾 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TANIMURA Shogo ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅱ 月曜日 4時限
II Mon 4


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
力学とともに古典物理学の重要な基礎となっている電磁気学の講義であり,初年度の理系学部学生(電磁気学Ⅰを履修する学生を除く)を対象として開講される授業です。電磁気学では,日常生活から先端技術開発に至るまで広く応用されている電気・磁気の現象やその法則を知り,さらに場の概念の導入によってそれらの現象から体系的な電磁気学の法則に帰納していく過程を学びます。 
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
This is a lecture on electromagnetism, which is an important basis of classical physics along with mechanics, and is offered to undergraduate students in their first year (excluding students who take Electromagnetism I). In electromagnetism, students learn about the phenomena and laws of electricity and magnetism, which are widely applied from daily life to the development of advanced technology, and learn the process of deducing from these phenomena the systematic laws of electromagnetism by introducing the concept of fields. 
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
電磁気学の基本概念(電荷・電流・電場・磁場・電位など)を理解する。電磁場の基本法則(クーロンの法則・ガウスの法則・保存力場の法則・ローレンツ力の法則・ビオ・サバールの法則・アンペールの法則・ファラデイの法則・マクスウェル方程式など)を理解し、簡単な状況での電場・磁場を求めたり点粒子の運動を求めたりするなどの例題を解けるようになる。場の量とその関係性を正確に記述し分析するための数学であるベクトル解析(線積分・面積積分・体積積分など)を使えるようになる。導体・絶縁体・誘電体など物質の電気的性質(オームの法則や静電分極など)を知る。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
Understanding basic notions of electricity and magnetism.
Understanding fundamental laws of electromagnetic fields.
Applying theoretical ideas for solving simple problems.
Mastering mathematical tools of vetor analysis for describing and analyzing field quatities.
Acquiring knowledge on electric properties of physical materials.
教科書
Textbook
ファインマン、レイトン、サンズ(宮島龍興訳)「ファインマン物理学3:電磁気学」(岩波書店)ISBN-13 : 978-4000077132
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業中に演習問題を出題するので、それを授業時間外に解いてレポートとしてTACTの課題欄に提出すること。
電磁気学の教科書を少なくとも2, 3冊は読むことが望ましい。
宿題にならなかった演習問題も解くことが望ましい。
注意事項
Notice for Students
資料をTACTで公開するので、ダウンロードして読むこと。
TACTのお知らせ欄やフォーラム欄をこまめにチェックすること。
レポートの解答文は濃くて明瞭な字で丁寧に書くこと。
課題解答レポートは厳密に提出期限前に提出すること。
2021年度の授業のビデオと講義ノートが名大のオープンコースウェアで公開されている。これを参考にしてもよい。
https://ocw.nagoya-u.jp/courses/0863-%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6%E5%9F%BA%E7%A4%8EII-2022/
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
電磁気学は、電磁場や電子という目に見えない抽象的な概念を扱いますが、我々の目に見える光の正体は電磁場の振動です。太陽から来る光も電磁波であり、電磁波が運んで来たエネルギーによって地面や空気の分子が揺り動かされて大地と大気が暖まり、雨や風などの気象現象が起き、太陽光を受けて植物の細胞内にある電子が動き分子が組み替えられて栄養物を作られています。携帯電話もテレビもGPSも電子レンジも電磁波を利用しています。コンピュータやモーターを作動させているのも電磁場と電子です。また、歴史的には、電磁気的現象の研究から相対性理論と量子論が生まれました。電磁気学は、基礎物理学にとっても、文明にとっても、今後とも不可欠なものであり続けるでしょう。
週1回、4ヵ月ほどの講義で電磁気学をマスターすることは容易ではありませんが、電磁気学の基本事項は習得できるような講義を提供したいと思っています。履修者諸君は、講義を聴いただけでわかったつもりにならないで、何冊か本を読み、練習問題を解き、身の回りの現象や機器をよく観察し、じっくり考えることによって理解を深めて下さい。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)
対面授業の場合の講義室は、時間割B表(名大ポータル>学務>教養教育院ページ掲載)を確認すること。