時間割コード
Registration Code
0030085
科目名
Course Title
[遠隔]教育課程論
担当教員
Instructor
冨田 福代 ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅲ その他 その他
III Other Other
対象学年
Year
教・法・経・情・農2年、3・4年、その他


授業の目的及びねらい
Goals of the Course
授業の到達目標及びテーマ
中等教育段階において学習指導要領を基準として教育課程が果たす役割や意義について理解
し、学校組織の一員として具体的な教育課程の編成ができる教育実践力を修得する。とくに、学
習指導要領改訂の歴史、中央教育審議会答申を踏まえた、教育課程編成や指導計画作成の基本原
理や方法、カリキュラム・マネジメントの必要性や実際を説明できることを目指す。

授業の概要
急速な社会変化や多様で複雑な教育問題を受けて、一定期間ごとに教育内容である学習指導要
領の改訂が行われている。その中で、生徒の人格的発達を保障するという教育の目的が、学習指
導要領を通して学校の現場でどのように計画され、実践されているのかを具体的に検討する。学
習指導要領の変遷と各時代の背景に加え、学校をベースにしたカリキュラム・マネジメント等の
新たな教育方法を踏まえ、教育課程編成の役割や機能について取り上げる。
授業内容
Course Content / Plan
第1回:はじめに(教育課程の意義,学習指導要領と学校教育,教育課題)
第2回:学習指導要領の概要(改訂の変遷,改訂方針と重点,新科目,学力調査と入試改革)
第3回:新学習指導要領の重点(カリキュラム・マネジメント,チーム学校,英語教育,道徳教
    育,ICT教育,地域連携,学校協議会 他)
第4回:学習指導要領内容(総則,道徳,特別活動,総合的な学習)
第5回:学習指導要領内容(取得免許種を中心とした教科)
第6回:教育課程の編成(学校の実態,カリキュラム・マネジメント)
第7回:カリキュラムと評価(PDCA,授業改善)
第8回:まとめ(教員の役割,外国の教育課程,学修の振り返り)『レポート試験』
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
『レポート試験』(50%),各授業のまとめ(30%),授業の取り組み(20%)で総合的に判断する。

WとFの判断基準:履修取り下げ制度を採用し,履修登録修正期間後,5月末までに所定の用紙により届け出た者は「W」と扱い,これ以外はA+,A,B,C,C-,F(2020年度以降入学者)あるいはS・A・B・C・F(2019年度以前入学者)のいずれかの評価とする。
教科書
Textbook
・『中学校学習指導要領』文部科学省,『中学校学習指導要領解説総則編』文部科学省。
・『高等学校学習指導要領』文部科学省,『高等学校学習指導要領解説総則編』文部科学省。
・各自の取得免許種・教科『学習指導要領解説○○科編』文部科学省。
参考書等
Reference Book
必要に応じて資料を配付するとともに,文献等を紹介する。
・『 学習環境デザイン―革新的教授法を導く教師のために』編著者:OECD教育研究革新センター、
訳者:篠原康正/篠原真子、ISBN:978-4-7503-9
授業開講形態等
Lecture format, etc.
全ての授業回について,遠隔で実施する。