時間割コード
Registration Code
0031581
科目名
Course Title
教育制度論
担当教員
Instructor
松原 信継 ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅲ 月曜日 5時限
III Mon 5
対象学年
Year
経・情・理・農2年、3・4年、その他


授業の目的及びねらい
Goals of the Course
学校教育のプラットフォームとなる制度や仕組みを学ぶなかで、受講者が、昨今の子どもを取り巻く厳しい環境と、そこにおける「子どもの権利」保障の意味を理解することを究極的な目標とする。基本的な知識の修得に加え、教員と受講者の双方向の授業を通して、制度や法の視点から学校や教育が抱える今日的課題とその解決策を見つけ出す力を育成する。合わせて、子ども支援に向けてすべての関係者が協働する制度のあり方、その具体像を描くことができる能力を身につける。
授業内容
Course Content / Plan
1.戦前の教育制度:教育勅語体制
2.憲法・教育基本法体制の成立:教育の直接責任原理/「不当な支配」の排除
3.教育の機会均等と憲法26条<1>:「能力に応じてひとしく」の意味 
4.教育の機会均等と憲法26条<2>:就学援助制度/夜間中学/外国人の子ども
5.教育の機会均等と憲法26条<3>:不登校問題/障害とインクルーシブ教育
6.憲法26条以外の人権規定と教育:校則問題と自己決定権など
7.学校組織と「チーム学校」:分散型リーダーシップ論
8.教員に関わる法制度:教育公務員特例法/「給特法」問題/教員評価 及び中間筆記試験
9.教育財政に関わる法制度:義務教育費国庫負担法、義務教育標準法
10.公教育制度の基本原理<1>:6・3・3制とジュニアハイスクール運動
11.公教育制度の基本原理<2>:新制中学校の意義/小中一貫教育の導入と問題点
12.公教育制度の基本原理<3>:学区制と学校選択制
13.教育課程に関わる法制度:学習指導要領とは/教科書検定・採択
14.教育行政と学校<1>:教育委員会制度の基本原理と変質/活性化に向けて
15.教育行政と学校<2>:自律的学校経営とコミュニティ・スクール/学校評価 及び期末筆記試験
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
中間試験及び期末試験(50%)、最終レポート(50%)

WとFの判断基準:5回以上授業を欠席した場合及び定期試験を欠席したものを「W」と扱い,これ以外はA+,A,B,C,C-,F(2020年度以降入学者)あるいはS・A・B・C・F(2019年度以前入学者)のいずれかの評価とする。
教科書
Textbook
特に指定しない。毎授業前に授業スライド及び資料を提示する。
参考書等
Reference Book
必要に応じて授業で紹介する。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
全ての授業回について対面で実施する。