時間割コード
Registration Code
0042583
科目名
Course Title
教育相談論
担当教員
Instructor
坂本 雄士 ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅳ 火曜日 5時限
IV Tue 5
対象学年
Year
理・農2年,3・4年,その他


授業の目的及びねらい
Goals of the Course
 幼児,児童生徒の発達に応じた自己理解や人間関係の構築,集団適応や個性・人格の成長に関する心理的特質や教育的課題等を把握して,心理的支援を行うためのカウンセリングに関する知識・技法を含めた実践的手法に関する基礎的な知識を身に付けることを目的とする。講義の目標は以下の3点である。
①心理学に関する基礎的な理論を踏まえて,学校における教育相談の意義と理論について理解する。
②学校における教育相談を進めるにあたり,カウンセリングに関する基礎的内容を理解し実践的手法を用いた不適応や問題行動への対応を理解する。
③教育相談の組織的な取り組みや関係機関との連携など,教育相談を進める際の実践的手法について理解する。
授業内容
Course Content / Plan
1.教育相談とは:教育相談の意義 目的
2.カウンセリング(1)基礎:カウンセリングの基礎 理論 歴史
3.カウンセリング(2)技法:カウンセリングの基本的な技法
4.アセスメント:行動観察 面接 心理検査
5.発達課題と教育相談:児童期 思春期 青年期
6.教育相談の進め方:校内連携 スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカー 校外連携 関係機関
7.教育相談の実践(1) いじめ:現状 校内・関係機関との連携 事例研究
8.教育相談の実践(2) 不登校:現状 校内・関係機関との連携 事例研究
9.教育相談の実践(3) 虐待:現状 校内・関係機関との連携 事例研究
10.教育相談の実践(4) 非行:現状 校内・関係機関との連携 事例研究
11.教育相談の実践(5) 発達障害:現状 校内・関係機関との連携 事例研究
12.教育相談の実践(6) 学級経営:現状 校内・関係機関との連携 事例研究
13.教育相談の実践(7) 保護者支援:保護者理解 支援
14.教育相談の実践(8) 教師・学校:メンタルヘルス バーンアウト
15.授業全体のまとめと定期試験
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
毎回の授業における課題や授業への参加状況(45%),期末試験(55%)により総合的に評価する。

WとFの判断基準:履修取り下げ制度を採用し,履修登録修正期間後11月末までに所定の方法により届け出た者は「W」扱いにする。5回以上授業を欠席した場合,あるいは期末試験を放棄した場合は「F」とする。これ以外はA+,A,B,C,C-,Fのいずれかとする。なお,2019年度以前の入学者はS・A・B・C・Fのいずれかとする。
教科書
Textbook
特に指定しない。
参考書等
Reference Book
・文部科学省(2022)『生徒指導提要(改訂版)』ISBN978-4-9912898-0-4(デジタルテキスト)
・飯田順子・石田弓(編著)(2021)「新・教職課程演習 第9巻 教育相談」協同出版
・会沢信彦(編著)(2019)「教育相談の理論と方法 コアカリキュラム対応」北樹出版
その他授業において適宜紹介する。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
※全ての授業回について,対面で実施する。
※各回の授業内容については,国内外の教育の動向,授業の進捗状況等に応じて変更をする場合があるため,評価の方法等も含め,必要に応じて授業の中で連絡をする。