学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0121214
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
日本語学
科目名 【日本語】
Course Title
日本語学講義Ⅰb
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Japanese Linguistics I b
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMJL3013J
担当教員 【日本語】
Instructor
宮地 朝子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
MIYACHI Asako ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 2時限
Fall Wed 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2021年度入学まで
教職【教科】
Teacher's License
中一種・国語、高一種・国語(国語学)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
日本語の文法史


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
日本語の歴史、主に文法現象の動態について、具体的な事例によって学ぶ。日本語の、音韻、形態、統語・意味的な側面が相互に関連しながら変化していく様相を観察し、個々の形態の変化を条件付けたり制約として作用したりする語彙的意味や構造的特性と、変化をもたらす言語運用上の諸条件の関係について考察する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The main aims of this course are to explore properties of syntax and syntactic change in the history of Japanese. Some aspects of morphology, semantics and pragmatics are also included where relevant. We will survey selected changes and discuss different accounts, that will also introduce various approaches to syntactic change.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・各時代の日本語史資料とその特徴について知識を得る。
・観察・分析のケーススタディに触れ、現代日本語と古代日本語を結ぶ過程の様相について学ぶ。
・日本語の歴史、主に文法現象の動態に関心を持ち、文法史的な課題が設定できるようになる。
・日本語の音韻、形態、統語・意味的な各側面の相互関係を観察し、語彙的意味や構造的特性、言語運用上の諸条件の関係について自ら考察できるようになる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
日本語は、豊富な歴史的文献を持ち、その史的動態を知ることのできる言語である。本講義では、上代8世紀から現代にいたる日本語の歴史的様相を概説し、文法変化の具体的な事例を取り上げながら、音韻・形態・統語・意味の各論から談話の理論・語用論的条件なども踏まえ、その動態を論じる。
日本語史の概要と資料について概観した後、各種文法カテゴリーや助詞などの機能語に関する歴史的変化などから事例を取り上げる。(どのトピックを取り上げるかは学期・年度により異なる。)

受講生には、古典文法で知る「古代語」と、日常使用する「現代語」を比較して、近代語で生じたと考えられる変化について自覚的に見いだすことを課す。

・イントロダクション1:古代語と近代語
・イントロダクション2:日本語史の資料
・複合動詞の歴史
・ヴォイスの歴史
・テンス・アスペクトの歴史
・モダリティの歴史
・ディスカッション1(文体と文法)
・助詞の文法変化
・副詞の歴史
・待遇表現の史的展開
・ディスカッション2(名詞の文法変化)
・まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は特に要しない。「日本語史Ⅰ」と併せての受講が望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への取り組み(参加姿勢10%・小課題30%)および期末のレポート課題(60%)による。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
特定のテキストは使用しない。
スライド資料等を配布する。
参考書
Reference Book
金水敏「日本語史」西光義弘『日英語対照による英語学概論 増補版』くろしお出版
高山善行・青木博史編『ガイドブック日本語文法史』ひつじ書房
大木一夫『ガイドブック日本語史』ひつじ書房
青木博史・高山善行編『日本語文法史キーワード事典』ひつじ書房
今野真二『図説 日本語の歴史』河出書房新社
その他、授業時に随時提示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
・授業時に提示する小課題に取り組む。
・参考文献を参照し、期末レポート課題へ向けた問題設定と用例の予備調査を行う。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用しない。
※リアルタイム講義の50%以上を欠席、もしくは、期末レポート未提出の場合、W(欠席)とします。
これらに該当しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)