授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 書誌学は、個別の書籍の詳細な調査から始まる。この授業では、前期で修得した書誌学の基礎知識をもとに、実際に日本の古典籍(版本・写本)の書誌データ採取を行う。また、それだけでなく、伝本調査や内容分析を行うことで、当該古典籍の特質を明らかにする技術を習得する。 初回を除き、事前課題と事後課題を提出したうえで授業へ参加することとなる。また、授業では原則毎回個人ワーク(履修人数によってはグループワーク)を実施する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Bibliography begins with a detailed study of individual books. In this course, students actually collect bibliographical data on classical Japanese books (printed editions and manuscripts) based on the basic knowledge of bibliography acquired in the first semester. Additionally, students will acquire skills to clarify the characteristics of the classical books in question by conducting a survey of various books and analyzing their contents. Except for the first session, students will be required to submit both a pre-assignment and a post-assignment before participating in class. In principle, individual work (or group work, depending on the number of students) will be conducted in each class. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ・書誌調査の意義を理解することができる。 ・書誌用語を理解することができる。 ・日本古典籍の書誌をとることができる。 ・日本古典籍の諸本調査・内容分析を行うことができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | ▼実際の授業スケジュールは初回に提示する。また、図書館で授業を行うことがある。 第1回:3限 (1)ガイダンス―書誌の取り方の復習(1) ※課題に関する説明もあるため、履修希望者は必ず出席すること。 第2回:3限・4限 (1)書誌の取り方の復習(2) (2)書誌の取り方の復習(3) 第3回:3限・4限 (1)書誌学的調査の実践(1) (2)書誌学的調査の実践(2) 第4回:3限・4限 (1)書誌学的調査の実践(3) (2)書誌学的調査の実践(4) 第5回:3限・4限 (1)書誌学的調査の実践(5) (2)書誌学的調査の実践(6) 第6回:3限・4限 (1)書誌学的調査の実践(7) (2)書誌学的調査の実践(8) 第7回:3限・4限 (1)書誌学的調査の実践(9) (2)書誌学的調査の実践(10) 第8回:3限・4限 (1)書誌学的調査の実践(11) (2)まとめ |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | ・原則として(基本的に必ず)、前期・後期を通して受講すること(前期科目名:日本文学特殊講義Ⅱa)。 ・くずし字読解能力を有すること、あるいはその習得に意欲があること。また、古典籍の取り扱い方法を学ぶため、書物を傷つけないために、指輪・時計などのアクセサリー類を身につけたり、マニキュア等の手指の装飾を施したりしたまま授業を受けることはできない。 ・パソコンかタブレット端末が必要となるため、原則毎回持参すること。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 課題への取り組み(50%)・レポート(50%)の合計点により評価する。 原則毎回個人(あるいはグループ)で課題に取り組むため、その貢献度如何によっては、合計点から減点されることがある。また、受講態度如何によっても、合計点から減点されることがある。なお、期末レポートを提出しなかった者は「欠席」とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | ・堀川貴司『書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む』(勉誠出版、1,940円、ISBN-13: 978-4585200017) ・その他、プリントを配付する。 |
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参考書 Reference Book | | ・児玉幸多『くずし字解読辞典 普及版』(東京堂出版、2,376円、ISBN-13: 978-4490103311)や高田竹山監修『五体字類』(西東書房)などのくずし字辞典(推奨辞典については初回授業で説明する)。 ・「国立各界図書館デジタルコレクション」を使用するため、履修者は事前に「個人向けデジタル化資料送信サービス」を使えるように登録しておくこと。 ・その他、授業中に紹介する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | ・各回の授業内容の復習をおこなうこと。 ・また、興味をもった古典籍について、積極的に自己学習をおこなうこと。 ・期間中に最低一度は「日本初の古書ミュージアム」西尾市岩瀬文庫を見学し、日本の書物文化の重厚を体験しておくこと。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用しない。レポートを提出しなかった者は「欠席」とする。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり) 古典籍の実物を手に取る必要があることから、原則対面授業となる。 |
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